日本共産党泉南市議会議員　大森和夫

消防署員の増員は急務・・出初式に参加して

[2012.1.8] -[議員日誌]

新春恒例の泉南市消防出初式に参加しました。会場となる「りんくう南浜の大阪府南部防災拠点」では、毎年、海からの強風にあおられますが、今年は風もなく日が当たり、助かりました。

式の終了後、暖かい炊き出しが振舞われました。

昨年は東日本大震災や７月末の新潟・福島豪雨災害、台風１２号、１５号による災害が続きました。こうした大規模災害の救援・復旧で大きな役割を発揮したのが、消防関係者でした。

一方、泉南市は「行政改革」の名で、消防や医療、自治体の行政力など住民の命を守る基盤を弱めてきました。

共産党議員団は昨年の6月議会で「いのちと財産を守る消防署員を早急に増やすように」質問しました。

泉南市消防署員数は市の条例では88人です。また泉南市の人口レベルでは、国の基準では132人となっています。

ところが、市の消防署員は71人です。

国基準に比較すると充足率ははわずか５４％です。全国の消防署員の充足率は平均７５％ですから、泉南市の消防署員がいかに少ないかは明白です。当然、阪南１１市町でも最低の充足率です。

消防活動を支えてきた消防団も、高齢化や地場産業の衰退で人数が減ってきているそうです。

消防署員の増員は急務です。無駄な大型公共事業優先で防災対策が後回しになっています。このような泉南市政をかるため、今年も共産党議員団は頑張ります。