こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2011.10.27] -[議員日誌]
大阪地裁で泉南アスベスト国賠訴訟の第2陣が26日、結審しました。阪南市・泉南市から大型バス1台で、原告やその家族、支援者が、裁判所周辺でのパレード、裁判の傍聴、報告集会に参加しました。弁護団は早朝から大阪市内のターミナル駅で、宣伝活動をしていました。
泉南市在住の元労働者の赤松さん、遺族原告の沢井さんが最終弁論を行いました。赤松、車椅子にのり酸素ボンベを抱えながら出廷しました。しかし、弁論を行うときは起立し、搾り出すように、被害の実態を訴えました。
さらに、筑豊炭田じん肺裁判・水俣公害裁判に取り組んできた弁護士、原告団の弁護士らが、8月25日の逆転原告敗訴の高裁判決の不当性を訴えました。
高裁判決は「いのち、健康」と「経済成長」を天秤にかけて、国は経済成長を優先されるて当然であるという結論を出しました。これは戦後民主主義の発展に逆行する判断だと厳しく批判されました。