こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2011.9.18] -[議員日誌]
17日午後2時から「あいぴあ泉南」で、7月31日泉南市立砂川小学校のプールでおこった死亡事故の原因究明と再発防止を求める市民集会が開かれました。
市営プールの管理は、11年前から民間に委託されていましたが、5年前から監視員不足が常態化していました。なんと、事故当時はプールサイドに監視員が一人もいませんでした。
昭和53年に市営プールができ、その後、学校ごとにプールが建設されました。学校プールを広く市民に利用してもらうために、昭和60年代(1980年代半ば)から、一般開放が行われました。
当時、学校プールの一般開放を求める市民運動もおこり、議会でも要請活動が行われ、一般開放が実現しました。
当初は、市教委は直営方式で、市営プールと10の学校プールごとに、市の職員が一人ずつ配置し、監視員はアルバイトを直接雇用していました。
ところが、2000年から管理業務を民間に委託してきました。業者は入札で選びましたが、この間、連続して同じ業者が落札、今回の事故を起こしました。
直営方式で問題がないものを、市は財政難を理由に民間委託にしました。民間委託後は、市教委の担当職員や管理職がプールの巡視を行っていました。
民間委託直後は、抜き打ちの巡視をするなど、業者を厳しく管理していたようです。
ところが、市教委の予算も減らされ職員が減らされ、さらに、民間委託に悪なれし、巡視も水質検査だけを行っていました。
プール管理を直営から民間に委託した理由は、財政難です。「市民の安全」より「安上がりな市政」を進めてきた結果が、この事故の背景にあります。
この事故の背景を多くの市民に知ってもらうため、このような集会は大事だと思いました。
そして、市民との共同で、「市民の命・暮らしを守る市政」にかえるため、頑張らばなくてはと思いました。