こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2011.9.4] -[議員日誌]
2日総務文教常任委員会が開かれ、9月議会の議案の事前説明に対し、質疑を行いました。
前年度の一般会計の決算額が、5億2千万円の黒字と確定しました。この黒字の理由は、国からの補助金等が増えたこと、市の行財政改革の成果がでたこと、と市は説明しています。
しかし、この大幅な黒字は特例で、東日本大震災の救援のため、補助金の大盤振る舞いなどは、今後はないとのことです。
黒字額の半分(2億6千万円)は公債費管理基金に積み立ることが、法律で決まっています。市は残りの半分の黒字分を、基金の返還金(前倒しで借金の返済をする)に充てる計画です。
それに対し、黒字分を市民生活に応援する予算にあてるように求めました。市長は、「借金の返済が財政再建に直結する」と答弁し、市民に還元する気のないことを明らかにしました。
市長の答弁があまりにも簡単で、市民に冷たい気がして、残念に思いました。
安易に借金をつくり、市民生活を犠牲にして借金を返済していることに、市長は何の痛みも感じていないように思えます。
いま、大事なことは市民の暮らしを守ることです。黒字の一部でも、福祉や教育や防災対策にまわすことに考えが及ばなかったのでしょうか。
市の財政は莫大な借金のため危機的状況です。このような危機的状況を解決するために、これ以上、不要不急の無駄な大型公共事業を見直すことです。
借金をして山の手に火葬場を新設する計画は、直ちに中止し、今ある2つある火葬場をすぐに改修すべきです。
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2日の晩は、台風に備え多くの市職員が市役所に泊り込むそうです。ご苦労様です。