こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2011.8.8] -[議員日誌]
泉南市のプールの管理業者がつけていた日報は、「監視員が適切に配置されているか」チェック項目がありませんでした。
そのため、教育委員会は監視員不足や監視員が適切に配置されていない実態がつかめなかったと、説明しています。
また、管理業者が、仕様書(契約)どおり監視員を適切に配置すると信じていたため、監視員の実態を点検するような日報まで考えが及ばなかったとしています。
ところが、平成19年(2007年)3月に文部科学省と国土交通省は「プール安全標準指針」を作成し、監視員の点検の必要性を繰り返し述べ、さらに監視員の実態を点検する日報の例を示しています(P23)。
(プール監視日誌(例)の下のほうに安全点検(記名)という項目があり、その4つ目に「監視員」という項目がある。)
さらに、監視員が適切に配置されていることを、プールの利用者にわかるように、掲示することも例示しています。
この指針は、2006年7月31日(泉南市の事故も7月31日)にふじみ野市でおこった市営プールの児童の死亡事故を教訓にしてつくられました。
しかし、泉南市ではこの教訓が全く生かされていませんでした。こんなこともありました。2007年第4回定例議会(12月)では、私に質問に対し、理事は次のように答弁しました。
「大森議員のほうから何点か御質問いただきました。前段の制度全般にかかわる部分について、私のほうから御答弁申し上げたいと思います。
今、ふじみ野市のプールの問題等引き合いに出されたわけでございますが、私の理解としては、これは管理上の問題というよりも、むしろ施設の構造上の欠陥があって、こういった結果を招いたんではないかと。だから、直接指定管理そのものが非常にこれをもって問題だということはどうかなというふうに思います。」
私は、この答弁に怒りを覚え、「プール事故の原因で、管理上の責任を無視するのか」と反論しました。
当時の市の幹部からプールの安全性を軽視する姿勢がありました。
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午前中は、家で用事をし、午後から市役所に行きました。