日本共産党泉南市議会議員　大森和夫

こんにちは。日本共産党　大森和夫です。

教委も毎日プールを巡回・・人員不足に気づかず

[2011.8.5] -[議員日誌]

７月３１日（日）市立砂川小学校プールの一般開放で児童が死亡した事故で、議員全員協議会を開き、教育委員会より、経緯の報告がありました。

市長より、冒頭、初めて謝罪がありました。いままで、記者会見や市ホームページでも市長の謝罪や見解はしめされませんでした。

共産党議員団は早く市のホームページにでも、市長の見解を示すように求めていました。

教育長より、事故当日の経過から本日までの対応が、A４の用紙３枚分が報告され、議員の質疑が行われました。

〇市教委はプールの巡回の際、その際、監視員の不足について、気がつかなかったのか。

事故の直前にも、指導主事が砂川小学校を巡回し、事故がおきた大プールに監視員が２人しかいないことを確認している。

（２名の監視員は、このあと、管理室の行ったため、事故時監視員はゼロになる）

大プールには、４人の監視員がおくことが、決められているのに、巡回に行った指導主事は、監視員が適切に配置されてないことに、気づかなかったのか。

市の回答）

プールの巡回は、平日はプール担当の市教委の職員が行っている。祝祭日（土・日）の巡回は、手当てがつかない指導主事以上の管理職で行っている。

プール担当の職員は、監視員の人員不足や、監視員が適切に配置についていない実態は知っていたはずだが、上司には連絡がなかった。

管理職は、適正なプールの人員や配置について、知らないまま、巡回をおこなっていたため、問題があることに、気づかなかった。

教育部長は、私に質問（指摘）に対し、深く反省していると答えました。

〇プールの管理を委託されている業者は、市の清掃業務や廃棄物の収集の仕事をしている。

市長や市教委で業者と特別の関係はないか。

市の回答）

市長は、現社長や前社長とも、付き合いはない。今年の冬に清掃業務を行う業者の代表として、社長が要望を持ってきた時にあったことあるだけである。

市教委の職員には、業者と特別に親しい関係のものは、いないはずだが、調査を行ったことはない。

この業者に委託している市の業務については、契約を廃棄する意向である。

〇プールの一般開放が中止になっているが、夏休み中の児童への心のケアーは当然だが、プールに代わる支援が必要ではないか。

市の回答）

スクールカウンセラーなどの派遣も行なう。プールに代わる支援策は、これから検討する。

その後、業務委託の問題、教育費の予算の削減の問題などの質問を行いました。

再発防止のため、膿を出し切るためには、もっと議論が大事だと思いました。

「財政難を理由」に市民の命と暮らしに関わる予算が削られています。

この市政を、市民の暮らしを応援する市政に変えことが、大事です。

この事故の背景にある「財政難を理由にした、市民犠牲の市政」を明らかにしたいと思います。