こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2011.8.1] -[議員日誌]
7月31日(日)午後2時前に、一般開放を行っていた市立砂川小学校プールで、小学校1年生児童が死亡する事故が起こりました。
泳いでいた男性が水中に沈んでいる児童を発見、救出し病院に搬送しましたが、今日の午前6時前に死亡が確認されました。
なぜ事故が、防げなかったのでしょうか?
教育委員会の責任でプールの一般開放を行っていますが、直接の管理は、委託業者が行っていました。
事故当時、児童が溺れた大プール(13㍍×25㍍ 水深1.1㍍~1.3㍍)には4名の監視員がつくところが、1名の監視員しかついていませんでした。
大プールの監視員が3人不足したのは、2人が休み、1人が他の場所に行っていたためです。
委託業者との契約では、大・小プール監視や受付やシャワー室や事務室の管理などで8名が配置されるように契約されていました。
ところが、監視員が2名休んだため、6名しかいなかったことが明らかになりました。
業者との契約(仕様書)には、配置人数が不足した場合、どのような対応をするのか、明記されていません。
教育委員会は、配置人数が不足する事態は想定してなかったようです。しかし、利益を優先する民間では、安全性が後回しになることがあります。
教育委員会は委託業者への管理が不行き届きだと謝罪を行いました。
市は財政難を理由にあらゆる分野で民間業者への委託を進めています。しかし、安全性などの観点から全面的な見直しが必要となっています。