青年にまともに生活できる仕事を
(2008.08.12) 朝から共産党議員団会議を開き、8月25日から行われる第3回定例議会の打ち合わせを行いました。今回は10月5日投票で市会議員選挙が行われるので、通常9月に開催される議会ですが、普段よりも早くなります。
党議員団は4つの議員提案を行います。
1、青年の雇用と労働の改善を求める意見書(案)
2、食糧自給率の向上と安心して農業ができる農政への転換を求める意見書(案)
3、消費税の大増税に反対する意見書(案)
4、同和行政の終結を求める決議(案)
共産党の4人の議員がひとつずつ提案を行います。過半数の議員の賛成で可決されます。各意見書は可決すると各省庁に送られます。同和行政の終結を求める決議(案)は、議会の決議となります。
私は、青年の雇用と労働の改善を求める意見書(案)を提案する予定です。
その内容は
働く青年の5人に一人が年収150万円以下で、まじめに働いても生活がなりたたない「ワーキング・プア」が社会の大問題になっています。また、3人に1人が非正規の不安定な雇用のもとにおかれ、青年の失業率も他の世代の2倍近くにのぼります。
さらに、この泉州地域の有効求人倍率は、関西国際空港が開港し、りんくうタウンに企業進出が増えたにもかかわらず、全国平均や大阪の平均を下回っています。
働く現場では、残業代が支払われない「サービス残業」が横行し、いわゆる「偽装請負」や不当な解雇、有給休暇が取れない、社会保険に加入できないなど、さまざまな違法・脱法が横行しています。
こうした問題の原因は、青年の雇用を減らし、非正規化をすすめてきた大企業と、「構造改革」の名のもとに、規制緩和などでそれを応援してきた政治にあります。青年が人間らしく働き、将来への希望がもてる社会をつくるために、下記の項目に政府が責任を持って取り組むことを求めます。
記
1 政府の責任で雇用を増やしてください
2 人間らしく働くために必要なルールを大企業に守らせてください。さらなる規制緩和をやめてください
3 正規と非正規労働者の均等待遇と、安定した雇用を求めます
4 これから働く青年への支援を強めてください
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成20年8月 日
泉南市議会
となります。