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活動日誌
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戸惑い・・後期高齢者医療保険料7円の支払い

(2008.08.31) 

大きな批判が巻き起こっている後期高齢者医療制度で、政府は「総合対策」に一部保険料の軽減策を盛り込みました。賦課のもとになる所得金額が58万円以下の方の所得割額が5割減免になります。

いま、保険料が軽減されたところに、変更通知が届いています。すでに4月、6月、8月に年金から保険料が天引きされています。そのため変更後の保険料と8月まで天引きされた保険料との差額が請求されます。その差額の支払いは、天引きできないため、市役所まで支払いに行かなくてはなりません。

8月までに天引きされた保険料が、変更後より多い場合は、差額が銀行口座に返還されます。

80歳を超える一人暮らしのAさんは、変更前保険料は7515円でした。4月、6月、8月に2400円ずつ、10月に115円、12月に100円、2月に100円で計7515円が天引きされる予定でした。

しかし、Aさんの保険料は軽減措置で7207円と変更されました。すでに4月、6月、8月に2400円ずつ計7200円が年金から天引きされているので、保険料7207円に対し不足分7円を支払わなくてはなりません。

Aさんに、泉南市から7円を支払いに来てくれと納付書が郵送されました。Aさんは、保険料の軽減の計算方法も、わざわざ7円の納付書が送られ市役所まで行かなくてはならないことも、すぐには理解できませんでした。

Aさんは、「年金を引き下げ、保険料を天引きし、さらに、こんな複雑なことをして。年寄りには分からない」と怒っておられました。

後期高齢者医療制度は七十五歳という年齢でお年寄りを差別し、お年寄りの保険料負担を段階的に大きく増やす仕組みを組み込んだ制度です。このように一時的な取り繕いでは何の解決にもならないことは明らかです。この制度を廃止しない限り国民の不安はおさまりません。



アスベストの会議

(2008.08.30) 

旧三好石綿(三菱マテリアル建材)請求人団会議に参加しました。泉南市新家にあった三菱の石綿工場から撒きちらかされたアスベスト(石綿)で健康被害が起こっています。そこで働いていた労働者だけでなく、周辺住民や出入り業者まで被害にあっています。

この被害者を救済するために、私たち「市民の会」や大阪アスベスト弁護団や医療関係者が被害者と協力して、企業の謝罪や被害者への補償を求めています。早期の解決を求める署名は、新家地域だけでなく、全国から6000筆以上集まっています。

また三菱マテリアル建材も企業負担の検診を実施しています。私の質問に泉南市長も「三菱に早期の解決を求める」と答え、NHKテレビの取材にも同様に答えてくれました。

泉南市長が舛添厚生労働大臣と面会し、「石綿肺の救済や地元の医療体制の充実」を要望したことを報告しました。市民の会の代表と弁護団から、三菱との交渉の経過や泉南地域のアスベスト被害者の国賠訴訟の経過の報告がありました。新たに請求人団に加わった人達が自己紹介を行ないました。

この日は「石綿被害控訴審:ホテル側の安全配慮違反認める 遺族側の逆転勝訴」と新聞の記事がでました(詳しくはhttp://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20080829hog00m040006000c.htmlをご覧下さい)。

アスベストの製造に関係ない、サービス業でも被害が出て、そのような被害者にも補償されるようになっています。海外では、理科の実験でアスベストを扱う学校の先生がアスベスト被害になる職業として認めらているそうです。

9月議会で、私の質問に市長は「アスベスト被害は泉南市特有のものであり・・・」というくだりの答弁がありました。それに対し、「アスベスト被害はこれから泉南市特有の問題でなく、全国でいろんな職種の被害が出てきて、補償や医療が問題になる。そのとき泉南市で素晴らしい経験がある、泉南市で克服した経験がある、といわれるようにがんばりたい。アスベスト問題を泉南市特有の問題と小さく考えないように」と訴えました。

 



喜ばれる悪臭の解決と防災放送の設置

(2008.08.29) 

小雨のなか新家の楠台をあいさつにまわりました。悪臭のことや楠台集会所に防災放送が設置されることを報告すると大変喜ばれまいた。

この地域では、10年にわたり、悪臭に苦しんできました。議会で悪臭の解決を求めるとともに、住民ともに大阪府や業者とも交渉を行なってきました。大阪府は05年9月2日、この業者の産業廃棄物処理業者の営業更新を不認可にし、その結果、悪臭はほぼ解決しました。

最近、楠台に引っ越してきたという人も「大森さんががんばって、悪臭が解決したと聞いています」と話してくれました。また、悪臭の解決に取り組んでこられた方々にも、お会いできたので、当時の苦労話もしました。

楠台の自治会役員と大阪府に申し入れに行ったこともありました。平日だったので、ご主人のかわりに奥さん方と一緒に行きました。みなさん一生懸命、府に解決を求めていました。

いまでも、臭がすることがあります。7月29日には、地元の自治会長と業者を訪ねました。業者は誠意をもって対応してくれました。

楠台集会所に今年度に防災放送ガ設置されます。地震など災害情報や不審者情報など子どもの安全対策にも活用できます。

PTAや女性団体と共同して議会で要望してきた成果です。市長をはじめ行政も研究して素晴らしいものが出来るはずです。



新家駅前は危険、どうするの

(2008.08.28) 

けさ、新家駅で「防災放送の設置すすむ」という大森和夫議会報告を配りました。ビラを受け取った人から、踏み切りのほうを指差して「市会議員やったら、これどうするの?」と強い調子で言われました。

踏み切り周辺は、3本の道が集まり、大混雑しています。また駅前のスーパーから駅につながる歩道も大変危ない。そのため新家小学校の児童は、新家駅前を通らず、大回りして通学します。

新家駅だけではありません。「砂川駅前も踏み切りが変則な道で大変あぶない。共産党はどうするつもりか」とメールがあったばかりです。

先日の一般質問で、「新家駅前の交通渋滞対策」について質問。市からは「尋春橋(JRをまたいで砂川から一丘団地に抜ける橋)の改修いらい、新家駅前の混雑緩和の一定の効果が現らわれた。ただ抜本的な渋滞解消には至っていない。財政を取り巻く環境が悪く、抜本策になる砂川樫井線の延伸の事業は、見合わせている」と答弁がありました。

泉南市はムダな大型公共事業(イオン道路、農業公園、基幹農道)を進め、財政難になり、そのため、身近な暮らしに関わる公共事業(生活道路の改修、学校施設の耐震化、駅前の整備)が出来なくなっています。また市はこれらムダな大型公共事業は、議会も賛成している(共産党は反対している)ので、問題がないとしています。

地元区長会も知恵をだし、警察や市と相談しています。子どもの通学時には、大人が見守っています。市民の地道な努力で安全が守られています。

さらに、
1、イオン道路などムダ使いをやめて、駅前整備に関わる予算を付ける
2、議員は、チェック機能をはたす
3、コミバスやJRなど今公共交通を充実させ、市民の協力で車の総量を減らす
など抜本的対策が必要です。



防潮堤の撤去 とまる

(2008.08.27) 

一般質問が終わり、今日は17議案の説明が行われました。
主な議案は「イオン道路の橋(南海電車をまたいでりんくうタウンに接続)を架ける6億8千万円の予算」「泉南市ふるさと泉南応援寄付条例」「年金から住民税を天引きする条例」「泉南市営プール条例を廃止する条例」「橋下維新プログラムで補助金が削減されたため、補正が必要になった市の予算」などです。

りんくうタウンには、まだ防潮堤が残っています。りんくうタウンを埋め立てる前に、海だったところに防潮堤がありました。この防潮堤は、大阪府の責任で大阪側から撤去してきました。あと2年ですべて撤去する計画でした。

ところが、7月に橋下維新改革で、この防潮堤撤去の予算削減が決まりました。市は信義のない予算削減に怒っています。橋下維新改革で削られるのは、教育・福祉・くらしに関わる予算です。

これらの議案は明日から始まる各常任委員会で審議され、採決をとります。9月3日の最終本会議で全議員の採決をとり、可否が決まります。



泉南市は国の悪政の防波堤になって

(2008.08.26) 

議会の2日目、市道(緑風会)、大森(共産党)、井原(公明党)、中尾(公明党)、原(公明党)の各議員が質問しました。今日は、公明党の議員の質問が続きました。

大森への答弁の概要は以下のとおり
【アスベスト問題】
「石綿肺の救済」について粘り強く国に要望活動をおこなう。8月5日の中央要望の際、市長と議長が舛添大臣と面会できた。要望活動の成果がでている。

【新家駅前の交通渋滞解消】
尋春橋(JRをまたいで砂川から一丘団地に抜ける橋)の改修いらい、新家の駅前の混雑緩和の一定の効果が現らわれた。ただ抜本的な渋滞解消には至っていない。財政を取り巻く環境が悪く、抜本策になる砂川樫井線の延伸の事業は、見合わせている。

【コミバス】・・新家方面回りの増便を
4月1日のダイヤ改正いらい、20%利用者が増えた。
(再質問)新家方面回りは、最も利用者の多いコース。他のコースより2倍近い利用者がある。新家方面回りの増便が必要。

【JRダイヤ】・・市長にJRへ要望求める
平成11年、紀州路快速の誕生と同時に区間快速が激減した際、「西日本旅客鉄道株式会社に利便性の高いダイヤ改正を求める要望決議」が議会で採決された。市長も同年6月に和歌山支社長に改善要望をおこなった。
今後、状況を見極め必要に応じて対応を求める。

【農漁業への支援】・・燃料(ガソリン)の値上げ対策を国へ求めよ
地産地消、担い手の支援、遊休地の利用促進など更なる農業支援に取り組む。燃料対策についても「今後」、関係機関に強く要請する。

(再質問)漁業関係者にとって燃料の高騰は死活問題。「今後」の問題でなく、直ちに国に対策を求めよ。

【内陸部対策と商工業の振興】
商店街が大型商業施設の影響を受け、廃業も増えている。交通弱者や高齢者は不便。大型店には功罪両面がある。

【防災放送の活用】
樽井・鳴滝第一・西信達小学校で、月曜から金曜の児童下校時に校区に児童の見守りをお願いする自動音声を行っている。交通事故への中止を喚起する放送をした。
2年後には、全市内に61箇所防災放送を設置する計画だが、これで全市内カバーできる。

【学校の耐震化】・・国に補助の拡大を求めよ
平成22年に55%(現在の大阪府平均)の耐震化率を目指す。
(再質問)学校の耐震化には、多大な費用がかかる。国の補助が増えないと進まない。共産党市会議員団は、毎年、文部科学省に補助の拡大をもとめて、中央要望を行っている。文部科学省も補助金の拡大は必要と言っている。市も要望活動を行って欲しい。



資源ごみの回収日をふやして・・議会1日目

(2008.08.25) 

議会の1日目、松本(共産党)、成田(共産党)、竹田(公明党)、和気(共産党)、北出(緑風会)の各議員が質問しました。共産党の質問が続きましたが、質問の順番はくじ引きで決めます。

松本議員は、共産党市会議員団が実施した住民アンケートから、ゴミ収集について改善の要望が多いものを、取り上げました。
資源ごみの回収日を増やすこと、ゴミ袋の種類を増やすこと、高齢者や乳幼児の無料ゴミ袋の支給を増やすこと、これらの改善に、前向きに検討すると答弁がありました。しかし、ゴミ袋代の引き下げには、否定的でした。

市長は、ゴミの減量化についてあらゆる角度から研究、検討したいと積極的な答弁がありました。

成田、和気、松本の各議員はは、生活道路の改修を求めました。
・10年前と比べて、生活道路の予算が減って、改修が遅れていいる。
・54億円かけるイオン道路より生活道路(数千万円の予算)の方が大事。
・市の職員も努力しているが、穴埋めばかりでデコボコになっている。
・市内全体の生活道路の改修計画ない。

その他、財政問題、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療制度、などの質問がありました。
明日の11時から大森が質問します。質問の内容は、以下の通りです。

大綱第一、環境問題についてお聞きします。
【アスベスト問題】
7月27日付け朝日新聞の1面で、「国が石綿健康被害救済法(石綿新法)で石綿肺を救済する計画」と報じています。石綿肺はアスベストが原因のじん肺の一種で、ひどくなると重度の息切れや呼吸不全になります。そのため酸素吸入が必要となり、肺炎などを合併することもあります。

泉南地域では、この石綿肺の患者が多くいます。この石綿肺を国に救済させることは、被害者や弁護団や医療関係者や支援団体の悲願です。国はアスベスト被害者をもれなく救済するといいながら、石綿肺などの被害者を切り捨ててきました。市長は「石綿肺の救済」について国・府や国会議員などに要望活動を積極的に行っているが、今後の市の取り組みについてお答えください。

大綱第二、街づくりについて聞きます。
【新家駅前の交通渋滞解消】
新家駅前の交通渋滞を解消するための市の取り組みについてお示しください。

【コミバスとJRダイヤ】
ガソリンの値上げや環境問題から公共交通の利用が増えています。そこでコミバスとJRのダイヤについてお聞きします。
コミバスは「交通弱者の公共施設間の移動手段」として位置づけられていますが、バスも増やし利用形態を拡げる考えはないのか。JR阪和線は今回のダイヤの改定で便数は削減され、乗り継ぎも不便になっています。改善を求める要望を市としても行うべきであると思す。市の考えをお示しください。

大綱第三、地場産業の支援についてお聞きします。
【農漁業への支援】
農漁業問題は、40%の食糧自給率の引き上げ、後継者不足、未耕作地の増加、ガソリンの値上げなど深刻です。市としても、学校給食に地場産を使うことや、未耕作地の利用の促進、地場産の宣伝、ガソリンの値上げ対策など行う必要があります。市の対策をお示しください。

【内陸部対策と商工業の振興】
また、内陸部の商店街が大型商業施設の影響を受け、廃業も増えています。これは商工業者だけの問題でなく、交通弱者や高齢者の生活にも関わる問題です。内陸部の活性化が必要です。市の考えをお示しください。

大綱第四、防災対策について
【防災放送の活用】
防災放送は、東南海地震の対策や、不審者情報などを放送するなど安全対策として設置されました。財政上の問題もあったが、市職員の皆さんがいろいろ知恵も出して実現できました。多くの利用方法があると思いますが、市の考えを示してください。

【学校の耐震化】
学校施設の耐震化は緊急の課題です。計画を前倒ししても実現すべきです。市の見解をお聞かせください。

大綱第5、空港問題について
【予想どおりに増えない雇用と税収】
関西国際空港が出来ると、泉南市が発展すると、税金が湯水のごとくつぎ込まれてきました。しかし、泉南市に予想したほどの税収もはいりません。泉州地域の雇用も全国の有効求人倍率より低い状況です。残ったのは借金だけ。空港優先の市政を行ってきた市長は、どのようにお考えでしょうか。お答えください。



議員生活の集大成・・任期最後の議会・一般質問

(2008.08.19) 

08年度第3回定例議会が8月25日から始まります。任期最後の議会となります。一般質問は、4年間の議員活動の集大成になります。市民の願いを実現できたのか、市民の声を議会に届けられたのか、ムダ使いをチェックできたのか、自分の活動を振り返って質問をします。

午前中の議会運営委員会で議事日程が決まりました。25日と26日の一般質問(10人)の順番と質問項目は以下の通りです。自由に傍聴できます。大森は26日午前11時の予定です。

25日
松本雪美(共産党)午前10時予定
清掃行政について
(ゴミ袋代の見直し、・10g、30gのゴミ袋の作成、資源ごみの回収日を増やす、等々)
国民健康保険税について
(高すぎる保険税の引き下げ、低所得者対策)
道路行政について
(生活道路の整備とバリアフリー化、イオン道路)

成田政彦(共産党)午前11時予定
行財政改革について
(今後の見通し、大阪府維新プログラムの影響)
同和問題について
(旧同和事業の廃止について)
医療問題について
(救急医療整備について)
街づくりについて
(公園、街灯、歩道、市道のバリアフリィと清掃)
下水道と排水溝の清掃について
(今後の整備、排水溝の清掃)
砂川樫井線の安全対策について
(信号設置)

竹田光良(公明党)午後1時予定
指定管理者制度について
パブリックコメント制度について
教育問題について
安心安全な街づくりについて
関西国際空港について

和気信子(共産党)午後2時予定
後期高齢者医療制度について
(保険料の軽減について、差別医療について)
介護保険について
(保険料、サービスの充実、介護職員の処遇改善)
子どもの医療費助成の拡大について
(小学校入学前まで助成を)
道路の整備・改善について
(歩道の段差解消など、安全対策)

北出寧啓(緑風会)午後3時半予定
財政について
庁内ガバナンスについて
公共事業について
福祉について
教育について

26日
市道浩高(緑風会)午前10時予定
道路行政について
環境問題について
福祉問題について

大森和夫(共産党)午前11時予定
環境問題について
(アスベスト対策)
街づくりについて
(新家駅前の交通渋滞、JRのダイヤ、コミバス)
地場産業の発展について
(農魚業支援について、内陸部対策、商業対策)
防災対策について
(防災放送の活用、学校の耐震化)
空港問題について
(地元との共存共栄、雇用問題、税収)

井原正太郎(公明党)午後1時予定
行財政改革について
環境行政について
聖苑計画について
入札制度について

原憂子(公明党)午後2時予定
特定健診について
バリアフリー構想の実現について
環境行政について
認知症対策について

中尾広城(公明党)午後3時半予定
まちづくりについて
庁内環境について
防災について
教育問題について

敬称略



市長と議長が舛添大臣に直接要望

(2008.08.17) 

8月4日、向井市長、東議長、担当部長がアスベスト問題の要望に厚生労働省などに行きました。当日、舛添大臣が省内にいたので、市長らは面談し、要望書も直接渡すことが出来ました。

泉南市は石綿(アスベスト)産業が地場産業として発展、現在、石綿工場はありませんが、昔アスベストを浴びた人が健康被害に苦しんでいます。国は死に至るような中皮腫や肺がんのアスベスト被害に補償は行なっていますが、泉南市に多い石綿肺などの救済は行なっていません。石綿肺になって、呼吸困難で苦しむ人、重病化して亡くなる人も少なくありません。国の「すきまのない救済」という約束は守られていません。

泉南のアスベスト被害者やアスベスト弁護団は、石綿肺の救済を求めています。また、市長や議会も、積極的にこの問題に取り組んできました。

12日の夕方6時前に、役所を出るときに、ちょうど市長に会いました。その時、市長から声をかけてくれて、舛添大臣と会った話をしてくれました。大臣と直接会えることは、めったにありません。泉南の被害の実態が大臣に伝わったこと、市長や議長がアスベスト被害のためにがんばっていることを大臣が知ったこと、大変意義のあることです。



一般質問の準備

(2008.08.15) 

13日の晩から、西宮市の実家に戻りました。先月末に父が交通事故でなくなり、四十九日の打ち合わせなどを行うためです。近くの市役所の支所で父の死亡に関わる手続きをおこないましたが、本庁に問い合わせながらやるので、時間がかかりました。交通事故死の場合は、特に煩雑な実務もありました。

15日の朝に、泉南市に帰ってきました。阪和線が人身事故のため、ダイヤが乱れて、10時からの議員団会議は、遅刻しました。25日から始まる定例議会の相談をし、一般質問の準備を行いました。

大森の一般質問の内容は以下の通りです。
1、環境問題
アスベスト対策
2、街づくり
新家駅前の交通渋滞、JRのダイヤ、コミバス
3、地場産業の発展について
   農業支援について、内陸部対策
4、防災対策について
   防災放送の活用、学校の耐震化
5、空港問題について
   地元との共存共栄、雇用問題



青年にまともに生活できる仕事を

(2008.08.12) 

 朝から共産党議員団会議を開き、8月25日から行われる第3回定例議会の打ち合わせを行いました。今回は10月5日投票で市会議員選挙が行われるので、通常9月に開催される議会ですが、普段よりも早くなります。

党議員団は4つの議員提案を行います。
1、青年の雇用と労働の改善を求める意見書(案)
2、食糧自給率の向上と安心して農業ができる農政への転換を求める意見書(案)
3、消費税の大増税に反対する意見書(案)
4、同和行政の終結を求める決議(案)
 
 共産党の4人の議員がひとつずつ提案を行います。過半数の議員の賛成で可決されます。各意見書は可決すると各省庁に送られます。同和行政の終結を求める決議(案)は、議会の決議となります。

 私は、青年の雇用と労働の改善を求める意見書(案)を提案する予定です。
その内容は

 働く青年の5人に一人が年収150万円以下で、まじめに働いても生活がなりたたない「ワーキング・プア」が社会の大問題になっています。また、3人に1人が非正規の不安定な雇用のもとにおかれ、青年の失業率も他の世代の2倍近くにのぼります。

 さらに、この泉州地域の有効求人倍率は、関西国際空港が開港し、りんくうタウンに企業進出が増えたにもかかわらず、全国平均や大阪の平均を下回っています。

 働く現場では、残業代が支払われない「サービス残業」が横行し、いわゆる「偽装請負」や不当な解雇、有給休暇が取れない、社会保険に加入できないなど、さまざまな違法・脱法が横行しています。
 
 こうした問題の原因は、青年の雇用を減らし、非正規化をすすめてきた大企業と、「構造改革」の名のもとに、規制緩和などでそれを応援してきた政治にあります。青年が人間らしく働き、将来への希望がもてる社会をつくるために、下記の項目に政府が責任を持って取り組むことを求めます。

        記

1 政府の責任で雇用を増やしてください
2 人間らしく働くために必要なルールを大企業に守らせてください。さらなる規制緩和をやめてください
3 正規と非正規労働者の均等待遇と、安定した雇用を求めます
4 これから働く青年への支援を強めてください

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
                       平成20年8月 日
                             泉南市議会

となります。



農家のお手伝い

(2008.08.10) 
農家のお手伝い

新家に住む友人に頼まれ、農作業の手伝いをしました。友人の父は病気のため、農作業が出来なくなり、一人息子の友人が、田んぼを守っています。母親は数年前に他界、彼は独身でサラリーマンをしながら、父親の面倒も見ています。地域の方も忙しく、僕が手伝うことになりました。

初めての農作業で、足手まといにならないか、心配しました。友人は「きれいな米やろう」と自慢していました。青々とした田んぼ、すんだ水、きれいな空気、カエルやトンボやツバメなどの小動物、しんどかったけど、とても気持ちが良かった。

農業の後継者不足は、深刻です。農業で食べていけるようにしなければなりません。食糧自給率が下がり、未利用地や未耕作地の農地が増えています。環境破壊にもつながります。田んぼの保水力は、ダムより有効です。田んぼや畑はどんな名画よりも美しい。

日本を守るのは、軍事力でも、道路でもありません。食料を自給できないと、国民を守ることは、出来ません。詳しくは共産党の「農業再生プラン」を見てください。共産党のHPからご覧になれます。

農業をはじめとする地場産業の発展に、今まで以上に取り組む決意です。



砂川樫井線(一部開通)

(2008.08.07) 
砂川樫井線(一部開通)

市道・砂川樫井線は、JR和泉砂川駅を基点に一丘団地を抜けて、泉佐野市に行く道路として計画されました。今回、尋春橋から和歌山側へ240メートルの間が開通しました。その開通式に、地元区長さんなどと参加しました。

この道路は30年以上前から計画されています。特に新家駅前の交通渋滞解消に期待されていました。ところが財政難のため、一丘団地から泉佐野市に抜ける道の建設は中断し、一丘団地の中を通ることになります。通行車両が増え、一丘中学校前など事故が心配されています。

一丘団地自治会や一丘中学校や一丘小学校のPTAの要望で、一丘団地内に信号が出来ました。一丘団地の自治会長の成田さん(共産党の市会議員)は、尋春橋が拡幅された時から、通行車両の増加を見込んで、信号の設置を求めてきました。

成田議員は、市だけでなく大阪府とも交渉を行ってきました。私も当時一丘中学校のPTA会長だったので、微力ながら協力してきました。大阪府は簡単に信号はつけてくれないそうです。

開通式のあと、地元のお葬式に出席。私も先月末、父を交通事故で失い、遺族の無念さが良くわかります。

私は、実家から父の数着のTシャツを持ち帰って来ました。仕事から帰ると、カッターシャツから父のTシャツに着替えます。父の生存中には、思いもよらないことですが・・・・



戦前からの石綿工場の立地状況は

(2008.08.04) 

泉南地域にあった石綿工場を地図に落とす作業をしました。大阪市内の弁護士事務所で弁護士さんや市民の会のメンバー数人が集まり、朝から作業を行いました。

立命館大学の研究室が、大阪府の企業年鑑や泉南市や阪南市の町史や商工会の名簿などから拾い出した石綿工場を年代別に整理してくれました。住所が正確でないものもあります。また、同じ工場でも、名前が変わったりしたものもあります。それを林さん(泉南市の元議長)や市民の会の代表の柚岡さん、阪南市の市会議員の坂原さんなどと一緒に調べていきます。該当する住所が見つかると、丸い色つきのシールを貼っていきます。

さらに、被害者の聞き取りなどで分かった工場なども、違った色のシールを落としていきます。

この地図をみれば、泉南地区に多くの工場があったことがひと目で分かります。零細な家族経営の工場がたくさんあり、そこで家族のため、国のため(戦前、戦中、終戦後は国の政策として石綿産業が振興されていた)と、全身石綿で真っ白になって一生懸命働いていたのでしょう。そして、多くの方が、石綿で自分や家族の健康を失っていたのでしょう。

地図を見ながら、まだまだ隠された被害がたくさんあるだろう、と考えました。



父が亡くなりました

(2008.08.03) 

7月30日午前9時半ごろ、西宮市名塩の国道で実父が乗用車にはねられ、全身を強く打って、約5時間後に亡くなりました。81歳でした。父は貸し農園に行くために、国道を横断するところでした。農園には毎日通っていました。即死のような状態で救急病院に運ばれたそうです。
しかし、数分間だけ、蘇生ではないが、心電図に波形が現れたそうです。父の生きたいという気持ちの表れだったのでしょうか。

「調べでは、現場は見通しのいい直線で、付近に歩道橋や信号もなかった。西宮署は道路を横断しようとした父に運転手が気づくのが遅れたと見て調べている」と翌朝の新聞(阪神版)に書かれていました。

父と母は、13年前、娘夫婦が住む西宮市名塩に引越しました。娘夫婦の子どもの面倒を見たり、農園の世話、自治会活動や詩吟クラブの活動を楽しんでいました。2年前には、10時間に及ぶガンの手術を行ないました。医者は、危険な手術だが、気力も体力も心配いらないと言ってました。
術後の経過もよく、退院直後から、畑に行っていたそうです。医者は「5年間は心配いらない」と言い、父も「5年間は人に迷惑をかけずに、がんばる」といい、今までどおり、地域の世話役の活動を行なっていました。地元の学校に呼ばれて話しをすることもありました。

父が5年前に自治会長をした時に地域の会館を改築しました。そのときから死んだら、この会館で葬式をあげるといってました。この願いは果たすことが出来ました。地域の方がたくさん参拝し、見送ってくれました。詩吟クラブの方々の詩を披露してくれました。父も大変喜んでいると思います。

ご心配をおかけしましたが、無事に葬儀を行なうことが出来ました。泉南市から遠いため、参拝など遠慮いただきました。私も父に心配をかけないように、これからも、がんばりたいと思います。