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活動日誌
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牧場の視察

(2008.07.29) 

泉南市新家と泉佐野市にまたがる牧場の視察に行きました。この牧場は牛糞や食物残渣(食品会社からでる産業廃棄物)を発酵させ、肥料を作っていました。その発酵のときに出る悪臭が、大きな問題となりました。地元住民の運動や私も議会で取り上げ大阪府や業者との交渉を行なってきました。その結果、悪臭はほぼ解決しました。しかし、周辺住民は、依然、牧場臭で困っています。

朝から、地元の自治会長などと一緒に牧場にいき、経営者と懇談し、牛舎や牛糞から作る肥料工場などの見学を行ないました。

経営者は、@食物残渣など産業廃棄物から肥料を作ることをやめ、以前のような悪臭はない。
A牧場の管理に最善の注意を払い、臭いが出ないように、また漏れないようにしている。
B牧場周辺には悪臭対策として夾竹桃(きょうちくとう)を植えている。
Cこれから、牛が寝るわらのベットを回収して、新し物に変える。わらに臭いがつくので、新しいもに変える。この作業で臭いが出るかも知れないが、効果がある。
D地域の方々に見学に来て欲しい。
など報告されました。

視察の感想は
@牧場が想像以上に、きれいなので安心した。
A業者に対する不信感がなくなった。視察に来て良かった。 
Aこのままガンバッテくれれば、悪臭が完全に解決する可能性がある。

ほぼ、悪臭は解決したと言える状況です。しかし、牧場の周辺では、依然悪臭がします。1日も早い解決が望まれます。牧場の経営も、えさ代の高騰などで大変です。国の農業政策(経営難、自給率の低下)や街づくりのあり方(牧場と住宅が隣接する)にも問題があります。しかし、牧場も住民も力をあわせて、住みやすい地域を作ろうとがんばっています。



石綿肺救済検討へ、1日も早い実現を

(2008.07.27) 

今朝の朝日新聞の1面で、国が石綿健康被害救済法(石綿新法)で石綿肺を救済する計画と報じています。石綿新法では、中皮腫と肺がんという、重病のみ救済の対象にし、石綿肺は対象ではありません。石綿肺はアスベストが原因のじん肺の一種で、ひどくなると重度の息切れや呼吸不全になります。そのため酸素吸入が必要となり、肺炎などを合併することもあります。

泉南地域では、この石綿肺の患者が多くいます。石綿肺は、白石綿が原因といわれています。この泉南地域では白石綿が多く使われていました。労働者が石綿肺と診断された場合は、労災によって救済されます。しかし、労働者でない人は、中皮腫と肺がんでないと救済されません。

赤ちゃんの時、両親の働く石綿工場で石綿肺になった人、泉南市新家にあった三菱マテリアル建材大阪工場の周辺で工場が撒き散らすアスベスト浴びて石綿肺になった人、これらの人は、救済の対象になりません。

両親の働く石綿工場で石綿肺になった人は、呼吸不全のため看護師をやめて、酸素ボンベを持ちながら生活をしています。それでも一切の補償もありません。父親は肺の病気で亡くなり、母親も石綿肺です。

この石綿肺を国に救済させることは、被害者や弁護団や医療関係者や支援団体の悲願です。国はアスベスト被害者をもれなく救済するといいながら、石綿肺などの被害者を切り捨ててきました。私はこの問題を市議会でも取り上げ、国や府にも要請を行ってきました。

向井泉南市長や泉南市議会も「石綿肺の共済」について国・府や国会議員などに要望活動を行ってきました。

石綿肺の救済が検討されていることに、ある医療関係者は「感無量」と喜んでいます。支援団体の代表も「市長が早くから国へ要請してくれた。お礼が言いたい」と評価しています。
私も1日も早く、被害者が救済されるように石綿肺も補償がうけれるように願っています。



農業委員会で会長選出

(2008.07.25) 

農業委員には、農業を営む者の中から選挙によって選出される選挙委員と、市議及び農協、土地改良区、共済組合から推薦を受ける選任委員があり、農業・農業者の代表として日々活動を行っています。今回、泉南市の選挙委員の改選があり、新しい農業委員が参加した会議が開かれました。

市長のあいさつが最初にあり、食料自給率が39%に落ち込んでいること、農業後継者が育たないこと、未耕作地や農地の未利用地の問題についてお話になりました。

その後、樽井の西野さんが、2期目の会長に選出されました。任期は3年。委員からは、部会を作って専門的に議論が出来るようにと要望が出されました。

りんくうタウンに出来た道の駅的施設「わくわく広場」のことを聞きました。「わくわく広場」では泉南市の地場産の農産物を販売しています。「わくわく広場からの景色は最高。20歳若かったら、恋人と一緒にいく」などと冗談も出ました。

共産党は「農業再生プラン」を発表し、食料自給率の向上の国民的共同を呼びかけ、農産物の価格保障の抜本的充実をはかる、歯止めのない輸入自由化にストップをかける、などの具体的な処方せんを提案いたしました。
「再生プラン」はどこでも大評判です。各地のシンポジウムで、これまで保守の立場だった農協関係者の方々、自治体関係者の方々などと、あたたかい共同の輪が広げています。

泉佐野市で「泉州地域の農業と食の問題を考えるつどい」を開催しました。詳しくは、この活動日誌「農業と食を考える集いに460人」(2008.06.25) をご覧下さい。



水路・道路の改修と放置自転車の撤去

(2008.07.24) 

今日はまとめて、地域の要望を市役所に伝えました。
「水路のふたから車が通るたびに大きな音がする」という要望に、市は「ふたと水路の間にゴムを入れて、音がしないようにする」と対策を立ててくれました。

「市道のアスファルトに穴ができて、危ない。市は何度も穴を埋めてくれたが、すぐに穴ができる」と相談がありました。
市は「穴が何度も出来るところは、車がスピードを上げるところではないか。また、水もたまりやすいようだ。穴埋めを徹底し、さらに、他の部署とも相談して抜本的な解決をすすめる」という趣旨の対応策を示してくれました。

「家の前に自転車が乗り捨てられて、数日になる。以前も放置された自転車の周りにゴミが捨てられた。早く撤去して欲しい」と相談がありました。市は、「新しい自転車は、持ち主に警告する札をつける。それでも放置されていれば撤去する。古い自転車はすぐにでも撤去する」として、その日のうちに撤去してくれました。

日々いろんな相談が受けます。この時期は、草刈の相談も多くあります。府道の草刈は、府の予算が暫定になって、遅れています。温暖化で草木の生長も早く、対応が大変です。

また、「国民健康保険税や介護保険料が高くなった。年金が減っているのに、なぜ、高くなるのか、理解できない。何とかならないか。」という相談を先月から多く受けました。これは、自民党と公明党がやった定率減税の廃止による増税が、雪だるま式に国民健康保険税や介護保険税までも増やしたものです。市役所の窓口にも、たくさんの方が来られていました。

これは、市の責任というより、国の責任であり自民公明政権の悪政の結果です。
国は税金のむだ使いはやめろ。税金は国民の暮らしと命を守るためにつかえ。



健康管理手帳の申請

(2008.07.23) 

泉南市新家にあった三好石綿(現三菱マテリアル建材)で働いていた社員やアルバイトの方の健康管理手帳の申請のお手伝いをしています。

健康管理手帳について厚生労働省の大阪労働局のホームページには次のように説明しています。
☆石綿を取扱う作業に従事していた皆様へ
石綿を取扱う作業等に従事していた方は健康診断を受けましょう

石綿による健康被害が多発しており、今後も増加することが懸念されています。
下記にリストアップされている作業に従事していた方は、石綿にばく露している可能性がありますので、最寄りの医療機関にご相談の上、胸部レントゲン検査等による健康診断を受診するようにしてください(受診の際、医師に自分が過去に石綿に係る作業を行っていた旨お伝えください)

☆健康管理手帳とは健康管理手帳の交付を受けると、指定された医療機関又は健康診断機関で、定められた項目による健康診断を決まった時期に年に2回(じん肺の健康管理手帳については年に1回)無料で受けることができます。

以前は、この手帳の申請も難しく、簡単には取れませんでした。弁護士が、「訴状を書くより難しい」と冗談のように言ってました。しかし、いまは、簡単になりました。
被害者や弁護士や私たち市民団体の運動の成果です。

三好石綿以外の石綿工場にお勤めだった人も、是非、大森や市民の会にご相談ください。また大阪労働局の申請窓口は大阪労働局労働基準部 労働衛生課です(電話番号 06−6949−6500 〒540-8527大阪市中央区大手前4−1−67大阪合同庁舎第2号館9階)。

【石綿工場周辺でお住まいの方、家族が石綿工場に勤めていた方】
石綿工場で働いていないのに、石綿被害にあった方は、健康管理手帳は受けられません。この方は、国などの無料検診が受診できます。また三好石綿工場(第一、第二、牧野工場)の周辺でお住まいの方や家族がお勤めだった方は、三菱マテリアル建材の負担で検診が受けられます。大森か市民の会にご連絡ください。



三好石綿の同僚さがし

(2008.07.21) 

泉南市新家に住んでいるAさん(57歳・男性)は、石綿工場に働いたことがないのに、石綿肺になりました。時々息苦しそうにされます。
Aさんの父親が戦後しばらく三好石綿に勤め、石綿のために亡くなりました。Aさんは、父親の石綿のついた作業着から、石綿を浴びたようです。いわゆる家庭内曝露(ばくろ)といわれるものです。

父親の年金記録を調べると、戦後5年間だけ厚生年金の記録はあるのに企業名がわからないものがあります。社会保険庁に記録がありません。
その前後、転職を繰り返していますが、その時の企業名は記載されています。企業名がないところが、三好石綿工場に勤めていた時と思われます。

戦後すぐ、三好石綿で働いていた方、4人を訪問しました。お一人の方がAさんの父親のことを覚えてくれ、同僚の証明を行ってくれます。
4人ともアルバイトで、一方、Aさんの父親は正社員で、接触が少なかったようです。同僚の証明は2人以上必要で、あと一人探さなくては、なりません。

4人の方は、80歳前後の方ばかりですが、記憶はしっかりしておられます。4人ともアスベストの影が肺に出ているそうです。
ほとんど日常生活に影響がない方もおられました。皆さん、経済的にも安定しておられるように、見えました。

AさんもAさんの父親も、石綿の被害がなければ、健康で元気だったのにと残念です。
皆さん、懐かしそうに昔の三好のことを話してくれました。
三好は、楽しい職場だったようです。しかし、労働者の多くが、石綿被害で早く亡くなられ、その話しになると、顔を曇らしておられました。
Aさんの被害を心から心配してくれました。



好評「私の願い、聞いてよアンケート」

(2008.07.19) 
好評「私の願い、聞いてよアンケート」

6月下旬から共産党市会議員団が泉南市内に配布している「第3回私の願い、聞いてよアンケート」の回答が寄せられています。すでに300を超える回答が寄せられています。いま、共産党の議員4人が分担して、集計している途中です。

私の担当したアンケートの集計の結果は次のとおり(ほんの一部です)
・暮らしが良くなったという人は一人もいない

・後期高齢者医療制度は、半分の人が「やめてほしい」と思っている
・国民健康保険税(料)は、大半の人が「高い」と思っている
 「安い」と思っている人もいない

・ごみの有料化も半数以上が反対
・ごみの有料化についての改善は、要望が多い順番は
 1、ごみ袋を安く
 2、粗大ゴミ・不燃ゴミを定例日の収集に戻す
 3、30g・10gのゴミ袋をつくる
 4、乳幼児・高齢者・障害者への無料ゴミ袋を支給する

・市政に望むことの要望が多い順番は
 1、同和事業・同和教育の廃止
 2、医療の充実
 3、財政の健全化
 4、福祉の充実
 5、下水道の整備

・子育て、教育で力を入れて欲しいことの多い順番は
 1、学校、幼稚園の耐震整備
 2、就学前(小学校入学前)までの医療費の無料化
 3、通学路の安全対策
 4、市立幼稚園の全園廃止計画の撤廃

・税金の使い方でおかしいと思うことの多い順番は
 1、市長の退職金(4年ごとに1300万円)
 2、同和関連予算
 3、イオン道路
・暮らしなどで困っていること
 1、生活道路
 2、税金
 3、介護保険・医療・国保(3つは同数)

・市議会議員に望むこと
 「税金のムダ使いや不正のチェック」が大半を占めました
・消費税増税は、半数以上が反対

・憲法の改定は
「わからない」と「変えなくてもよい」は3割
「変えるべき」は2割
   あとは無回答
・憲法9条の改定は
「変えなくてよい」は4割
「わからない」は3割
「変えるべき」は1割弱
   あとは無回答

引き続き、アンケートの回答をお待ちしています。ご意見もどんどんお書き下さい。
議員活動や共産党に対する厳しい意見も遠慮なくお書き下さい。



ポスターと議会報告できる

(2008.07.17) 
ポスターと議会報告できる

泉南市議会選挙が9月27日告示、10月5日投票で行なわれます。議員定数は20です。任期中に亡くなった方が1人おられ、19人の現職がいます。
現職のうち、一人は引退し、18人がそのまま立候補すると言われています。市長選挙に立候補するため、議員辞職した2人の元職も立候補すると言われています。新人は、民主党公認が1人、他に岡田地区から1人、自民系1人、樽井地区から1人が立候補すると言われています。立候補を検討中の方も、おられるようです。

共産党は4人の現職が引き続き、立候補し、住みやすい泉南市をつくるためがんばる決意です。先日、ポスターと大森和夫議会報告(69号)が出来ました。「議会報告」は、防災放送の設置について、報告しています。

いま「こんにちは 日本共産党泉南市会議員団」6月議会報告を作成中です。
・橋下「維新改革」による福祉、教育の削減で市にどんなしわ寄せがあるのか
・関空会社から泉南市への協力金3500万円の中止について
・すべての市立幼稚園の廃園計画について
・国保、介護の負担軽減について
・後期高齢者医療制度の廃止を求めて
・ごみ収集の改善について
など報告します。

この日の晩は、「あゝ東京行進曲」というお芝居を見ました。演劇鑑賞会の7月例会で阪南市サラダホールで行なわれました。
舞台装置は、21個の黒い箱と白いロープが数本。それで、電車を走らせたり、豪華客船を航海させたり、進駐軍のジープを走らせたり、レコードの録音の様子を再現したり、ユニークな舞台に驚き。10数人の俳優が、当時の流行曲を、アカペラや口三味線で歌っていきます。その鮮やかさにビックリ。平成5年の初演の時に、数々の賞を受賞したのも納得しました。



三菱マテリアル建材(旧三好石綿)請求人団会議

(2008.07.16) 

三菱マテリアル建材(旧三好石綿)請求人団会議が、泉南市内の新家公民館で行なわれました。アスベスト健康被害者と弁護団と市民の会(代表と大森)が参加しました。

(どんな人が被害者になったのか)
大正8年から昭和52年まで泉南市新家にあった三菱マ建材の大阪工場が、撒き散らしたアスベスト(石綿)によって健康被害がおこりました。

被害者は20人を越え、新家地域だけでなく、和歌山からの参加も増えています。被害者は労働者、工場周辺の住民、下請け、出入り業者です。
労働者は、地元の人だけでなく、島根や佐賀、沖縄、新潟など地方から三菱マ建材に就職した人もいます。また、正社員でなくアルバイトとして働いていた地元の人もいます。

周辺住民は、全く石綿工場に勤めたことのない農家の人です。周辺の農地では、農作物が育たなくなり、三菱マ建材は一部農家に、土の入れ替えを行なったり補償金を支払ったりしました。

(どんな被害があるのか)
肺がんや胸膜肥厚や石綿肺、胸膜プラークなどの症状が出ています。息ができない、咳や痰が止まらないなどの症状が出ています。重病化すると命に関わることもあります。息が出来ないため、体力が弱り他の病気にもなりやくなります。三菱マ建材では、主に白石綿が使われていたため、被害者は長期に苦しむことが多いようです。青石綿を使っているクボタなどと、症状は違っています。

(三菱マ建材との交渉はどこまで進んだか)
三菱マ建材の弁護士と被害者側の弁護団との話し合いが進んでいます。双方とも早期の解決を望んでいます。弁護士同士の話合いの前後には、請求人団会議を開き、被害者の意見をまとめながら、すすめています。

被害者は、「早く解決したい。被害者の高齢化や病状の悪化が心配。病院代の出費が大変、補償もきっちりして欲しい。支援をしてくれた方々に、早くお礼が言いたい。地元や全国の励ましに答えるためがんばる」などの意見が出されました。

「三菱マ建材に早期の責任ある解決を求める署名」は既に1600筆以上を会社に手渡しました。あらたに新家地区協議会の協力も得て、新家地域だけで中間集計で800以上の署名が集まりました。さらに市民の会には、全国から700筆の署名が集まっています。

(市民の会は、どんな活動をしているの?)
市民の会では、あらゆる石綿被害者を支援しています。全国の被害者団体などとも連携しています。医療機関や弁護士と連携して、相談活動を行っています。市民の会の活動はどなたでも参加できます。またアスベスト被害が心配な方は、ご相談下さい。



街頭から訴える・・少し日焼けしました

(2008.07.15) 
街頭から訴える・・少し日焼けしました

午前中、わけ衆院19区国政対策委員長と松本泉南市会議員と共産党府委員会の大型宣伝カーに乗って、市内5ヶ所で宣伝をしました。暑い中、工事現場で働いている青年が、盛んに手を振ってくれました。
夜には「ひに焼けたナァ、黒なってる」と言われました。

私は、悪臭問題が大きく改善したこと。ごみ問題では、資源ごみの回収日を増やす、粗大ごみを定期の改修に戻す、10リットル・30リットルのゴミ袋を作る、ごみ袋代を安くするなどの改善を実現すること。これから国民健康保険税の引き下げや子ども医療費の助成を小学校入学前までに拡大するために、がんばると訴えました。

悪臭問題の解決やコミバスの改善、防災放送の設置、アスベストの無料検診を実現してきました。これは、党派を超え、思想信条を超えて、住民と共同して、取り組んで来たからです。
市は「財政難だから出来ない」「国や府が決めたことだから、仕方ない」と言いますが、住民を守る熱い心があれば、知恵と力を発揮して実現します。これからも粘り強く、暮らしを命を守るためがんばります。

わけさんは、後期高齢者医療制度について、引き続き国会で撤廃のためにがんばること。民主党のような審議拒否ではなく、堂々と国会で論戦して、撤廃に追い込んでいくと決意を述べました。

また、ガソリンや食料費の値上げに、国民生活を守る対策を国がすぐに取る必要があると訴えました。この値上げの原因となっている投機の規制が必要だが、洞爺湖サミットで、日本はアメリカの顔色ばかり見て、議長国として何もしていないと指摘、投機に対し国際的な規制の必要性を訴えました。

松本議員は、6月議会の報告として、橋下改革で、泉南市でも福祉や教育に影響がでること、維新改革の見直しが必要なことを訴えました。
また、関西国空港が泉南市に払っていた3500万円の協力金を中止したことに対し、空港と泉南市のとの「共存共栄」の約束を破るものだと批判しました。

これからも国保税や介護保険、後期高齢者医療制度の負担軽減を住民とともに、市に要望していくと訴えました。

夕方から、毎月15日恒例の「庶民大増税反対の署名活動」を行いました。市内スーパー前で宣伝をおこないました。署名を断る人は普段より少なく、生活の苦しさ、国の悪政を嘆いておられました。



若い世代が直面している「二重の苦しみ」

(2008.07.13) 

日本共産党の第六回中央委員会総会(六中総)が11、12日と開かれ、初日に志位和夫委員長が幹部会報告を行いました。この総会は衛星中継で放送されました。そのビデオ(約2時間)を見ました。特に心に残ったことは、「青年の二重の苦しみに心を寄せる大切さ」についてです。

【放置できない深刻さ】
若者は、職場では、派遣、請負、期間職員などの「使い捨て」労働、長時間過密労働と重いストレスのもとにおかれ、学校では、耐え難い学費負担にあえぎ、「貧困と格差」の一つの集中点とされています。

同時に若者の多くが、その生活苦の責任を、「自己責任」のように思い込まされ、人間としての誇りや尊厳を深く傷つけられている苦しみも深刻です。多くの若者たちが自己肯定感情をもてず、連帯することが困難な状態におかれ、「生きづらい」「居場所がない」と感じていることは、ほんとうに心が痛む事態です。

こうした苦しみの深さは、これまでなかったものです。それだけに、党が若い世代の悩み、願いをじっくり聞くことを、あるゆる活動の出発点とし、その悩みと要求にこたえるために力を合わせていきます。

【若者の変化】
今、「蟹工船」がブームですが、若者は「社会に声を上げる大切さを教えてくれた」「他人のことを自分のことのように考える『蟹工船』の労働者の心を動かされ、自分の生き方をみなおした」と感想をのべています。
困難を乗り越え人間的連帯、社会的連帯を模索し、前途を切り開こうと、自ら労働組合を作ってたたかう若者が増えています。心から励まし、ともにたたかいたいと思います。



国民健康保険の引き下げ、子ども医療費の助成を・・自治体キャラバン

(2008.07.11) 
国民健康保険の引き下げ、子ども医療費の助成を・・自治体キャラバン

大阪社会保障推進協議会(社保協)の「自治体キャラバン行動」が泉南市で行なわれました。これは大阪府内の全自治体を訪問し、住民税や国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険、子ども医療費などについて、地域の社保協とともに市当局と懇談を行なうものです。
民生関係の課長や泉南社保協のメンバー約30人が参加し、1時間30分懇談が行なわれました。

泉南社保協から、国民健康保険の保険料の引き下げを求める意見が出されました。
泉南市で100万円の給与所得がある一人暮らしの人は、保険料が年間13万円にもなります。貝塚市の場合同じ条件で保険料は4万7800円です。低所得者にたいして、保険料の引き下げを検討して欲しいと要望がありました。

【「幼い命」危機 病気を診てもらえない】
7月2日付け毎日新聞に、親の失業などで国保料を滞納して、無保険になって病院にいけない子どもが増えいる、という特集記事が掲載されました。泉南市では、この様な対応はないとのこと、安心しました。

【全国的にも、府的にも、低い泉南市の子ども医療費助成制度】
泉南市では、4才未満の子どもに医療費の助成を行なっています。全国的には、小学校入学前まで助成を行なうのが、普通です。全国でも遅れている大阪でも半数の自治体が小学校入学前まで助成を行なっています。
他市から泉南市に引越してきた人は、「子どもの医療助成制度がなくて、困っている。なんとかして欲しい」と言われたことがありました。

子ども医療制度の助成制度の充実は、参加した子育て世代からの強い要望でした。



三菱マ建材に1700筆の署名届ける

(2008.07.10) 
三菱マ建材に1700筆の署名届ける

「アスベスト被害の早期の救済を求める署名」1700筆を三菱マ建材大阪支社に届けました。すでに6月に900筆の署名を東京本社に届けています。署名は引き続き、三菱マ建材の大阪工場(旧・三好石綿)があった泉南市新家を中心に集めています。

大阪市支社に行ったのは、市民の会から代表と大森、工場周辺住民の被害者2人、労働者3名、下請け関連会社の被害者1名です。

大阪支社では、健康管理手帳の取得への協力、周辺住民の健康被害に対する補償問題、泉南市牧野の工場の調査などについて要望を行いました。

被害者は、地域のみなさんや全国から寄せられる署名に励まされています。勇気をだして、健康被害の実態を訴えてよかったと喜んでいます。

アスベスト製品の生産は1980年がピークですが、アスベストの被害は2020年がピークになると言われています。それは、アスベストを浴びてから平均40年で発症するからです。
アスベストは燃えないし、腐らないし、溶けることがありません。アスベスト製品の生産をやめても、被害は止まりません。またアスベストによる病気を治す方法はありません。

アスベストは過去の問題でなく、未来の問題です。石綿(アスベスト)産業の発祥の地、泉南市で救済が進むことが大事です。



なぜすべての幼稚園をつぶすか

(2008.07.09) 

(6月議会報告・大森議員の一般質問から)
昨年、市の幹部だけで作った「就学前保育教育のあり方検討委員会」(検討委員会)で、現在ある9つのすべての市立幼稚園をつぶし、新たに2園の幼稚園を建設する計画を作りました。

この計画について
・保護者や地域、教育問題審議会は幼稚園の存続を求めている。
・少なくとも中学校区に一つは市立幼稚園が必要。
・すべての幼稚園をつぶす理由が明確にされていない。
・財政難を理由に安易に幼稚園をつぶすのは、問題。

と指摘し、検討委員会でどのような議論があったのか、と質問しましたが、明確な答弁はありませんでした。

市の考え方を理解するために、検討委員会の議事録の提出を求めましたが、録音も議事録もないそうです。検討委員会の資料は教育委員会がまとめた簡単なペーパーしかありません。

教育委員会は、自ら諮問した教育問題審議会で幼稚園の存続を求める答申を受けながら、検討委員会で幼稚園つぶしを決めるなど、矛盾しています。  (この様な矛盾がおこる理由を知るために、議事録が欲しかった)

教育委員会は、教育問題審議会や保護者や地域の期待に答えて、幼稚園の存続に尽くすべきです。

市も幼稚園はつぶさなくていいように、税金のムダつかいを改めるべきです。

【地域から愛される市立幼稚園】
泉南市立幼稚園は「地域の宝」といわれ、それぞれの地域の特徴を生かした活動が行われています。また、地元の高齢者や小学生との交流など地域に密着しています。
2002年には保護者や住民の運動で「幼稚園統廃合計画は白紙撤回」になりました。

06年の教育委員会が諮問した教育問題審議会の答申でも「幼稚園問題を財政問題とせず、安易に幼稚園の統廃合をしないように」求めています。



韓国の司法修習生とアスベスト

(2008.07.07) 
韓国の司法修習生とアスベスト

韓国から裁判官や検事や弁護士となる司法修習生17人が、泉南地域のアスベストの調査に来ました。韓国でもアスベスト被害が社会問題になっています。
韓国からの調査団を迎えるのは2回目です。1回目はこの活動日誌の「韓国から石綿被害の調査に・テレビの取材に緊張」(2008.02.19 付け)をご覧ください。

泉南地域には、石綿(アスベスト)工場はありませんが、昔、石綿工場で当時の面影を残す紡績工場を見学しました。また、石綿村といわれた地域や工場跡地もまわりました。

午後から、あいぴあ泉南で、在日韓国・朝鮮人のアスベスト被害者と懇談を行いました。在日の方からは、病気の苦しさや身内を石綿で失った無念さが話されました。

・家族で石綿工場を経営してきたが、みんな石綿の病気で亡くなったこと。

・貧困や差別のなか、汚い仕事(石綿で体中、鼻の穴まで真っ白になる)で嫌だったが、石綿関連の仕事しか、出来なかったこと。

・石綿の危険性を知らされずにいた。石綿工場に子どもを連れて行った。そこで子どもは石綿に曝露し、いまでは酸素ボンベがなければ生活できないほど肺が悪くなっている。
しかし、石綿工場に勤めていなかったのでどこからも補償がない。看護士だったが仕事もやめた。

懇談の後、泉南アスベスト国賠訴訟について勉強するため、大阪弁護士会に行かれました。

昼は、りんくうタウンの「わくわく広場」で、海鮮丼を食べました。簡単なお土産も買え、海辺も散策も出来るので、とても喜んでもらえました。もちろん丼も好評でした。



本日、怒りのせんなん総行動

(2008.07.06) 
本日、怒りのせんなん総行動

7月6日(日)午後2時から あいぴあ泉南で「7.6怒りのせんなん総行動」が開催されます。
スローガンは「やめてんか!保険料天引き、後期高齢者医療制度、橋下維新プログラム」です。

75歳というだけで、差別して、医療を制限し、負担を増やす後期高齢者医療制度。さらに少ない年金から保険料を天引きします。高齢者だけでなく、すべての世代に怒りが渦巻いています。後期高齢者医療制度は、見直しでなく、撤廃しかありません。

橋下知事の「維新プログラム」は知事の公約である「子どもの笑う大阪」でなく、「庶民を泣かす大阪」にするもの。
財政難を言いながら、そのしわ寄せは、弱いものに押し付けます。財政難の原因である大企業のための大型開発、同和事業は、抜本的な見直しも行ないません。

石油や食料品の高騰、環境問題や食料問題、派遣などの雇用問題、多くは政治の問題です。
政治をかえ、安心して暮らせる日本を作りましょう。「国民が主人公」の政治を作りましょう。

ご近所の方とご参加下さい。

主催は、総行動実行委員会(泉南市社会保障協議会、泉南年金者組合、泉南民主商工会、新婦人泉南支部、泉南市教祖、府職労、日本共産党泉南市委員会)です。



明日は、08年網の目・平和行進

(2008.07.04) 

急に暑くなり、体調の管理も大変ですが、
今年も平和行進の季節がやってきました。

いっしょに歩きましょう。タンバリン・鈴・カスタネットなど楽器を持ってきてください。

時・08年7月5日(土)

Aコース・阪南市役所(10時集合、10時15分出発)−前畑団地前グランド(11時15分休憩)−泉南市役所(12時着)

Bコース・田尻町役場(10時集合、10時15分出発)−前畑団地前グランド(11時15分休憩)−泉南市役所(12時着)

岬町コース・岬町役場(10時集合、10時15分出発)−みさき公園駅前(11時休憩)−淡輪駅前(11時45分着)

☆戦争反対
☆憲法9条改悪反対
☆核兵器はいらない
を訴えて、歩きます



いよいよ証人尋問・・アスベスト国賠訴訟

(2008.07.02) 
いよいよ証人尋問・・アスベスト国賠訴訟

アスベスト国賠訴訟も今日の法廷で12回を迎えました。裁判は、今回から証人尋問に入り、山場を迎えました。

原告側証人のトップバッターは、森裕之立命館大学準教授です。先生は石綿と国の経済政策の関係を分析し、
@国が戦前から石綿を経済発展に欠かせないものとして石綿産業を保護育成してきたこと。
A一方、環境や労働者保護が犠牲にされてきたこと
B泉南地域の石綿産業こそ国の積極的な労働者保護政策が必要であったこと
を、国や府や現地、さらに欧米諸国の調査に基づいて証言しました。

【証人尋問って・・かっこいい】
はじめに、裁判官・弁護士・傍聴者が起立し、証人が宣誓します。テレビドラマで見るように、証人尋問は迫力がありました。証人も質問する女性弁護士もかっこよかった。国側の弁護士の質問のときは、どきどきしましたが、証人は落ち着いて答えていました。

これから、原告も本人として証言します。まず第三者である証人から証人尋問を開始することになります。
森裕之先生のあとは、水野洋先生(労働衛生学)、田口直樹先生(石綿粉じん対策技術)、水島潔先生(医学的知見)と続きます。国側も同様にそれぞれの専門家を証人として立ててきます。

【次回、証人尋問にご参加を】
次回は7月30日午後1時半から、証人は水野洋先生です。泉南市からバスを出して、裁判所まで行きます。交通費1000円が必要です。ぜひ参加してください(事前に連絡ください)。

7月7日には、韓国の司法修習生が泉南のアスベスト調査に来ます。日本の石綿企業が韓国に進出し、被害が起こっています。今は、日本の石綿企業は、韓国からインドネシアに移転しています。

写真は、証人尋問のあと、大阪弁護士会館での報告集会で、発言する原告



農業委員会と自治体キャラバン

(2008.07.01) 

午前中は、共産党議員団会議を行ないました。それぞれの議員の一般質問の成果と反省点や6月議会の感想などを出し合いました。

【値上げの話】
午後から農業委員会に出席。会長から、肥料の値上げについて報告がありました。農産物も秋口から値上げが予想されています。肥料は一般消費者むけには既に値上げになっているそうですが、農業従事者むけの肥料は、現在、値上げが抑えられているそうです。

首都圏では、トマトなど高騰しているようです。先の共産党主催の「農業と食を考える集い」では、農家の方が、店頭で販売されているキャベツが高騰しても、生産者の儲けはあがらないと怒っておられました。値上げで、笑っているのは、一部の大企業とそこから献金をもらう政治家でしょうか。庶民の生活は大変です。

【火事の話】
午前中、市内で火事が起こり、何人かの農業委員が消火活動に参加してました。いま、泉南市でも消防団員さんが、増えないそうです。サラリーマンになって、市外に働く人が増えているためです。農家の方は、消防団にも入り、泉南市を守ってくれる頼りになる存在です。

【7・6怒りのせんなん総行動】
7月6日(日)午後2時からあいぴあ泉南で「7・6怒りのせんなん総行動」を行ないます。また7月11日には「自治体キャラバン」を行い、泉南市との交渉を行ないます。晩は、あいぴあ泉南で、事前学習会を行ないました。住民税や国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療制度、生活保護について学習しました。