9条の会・おおさか 4月1日に講演会
(2006.03.30)人間国宝の桂米朝さん、文楽の吉田玉男さん、作家の藤本義一さんら14人の大阪を代表する方々の呼びかけで昨年「9条の会・おおさか」が発足しました。
発足1周年を記念し、4月1日午後2時からグランキュ―ブ大阪(府立国際会議場)イベントホールで講演会がひらかれます。
大谷昭宏さん(ジャーナりスト)の講演や「他言無用」のライブが行われます。
「なぜ9条を変えてはいけないか、分かっていない人に参加してほしい。少しでも役立てばと講演を引き受けた」と大谷氏は記者会見で話されました。
大阪では400を超える「9条の会」が草の根でさまざまな活動しています。泉南市でも「平和の会」や職場で「9条の会」ができています。
「戦争体験を聞く会」「自民党の憲法改定案の学習会」などを開催しています。また、憲法9条を守る署名とその呼びかけ人を集めています。ご協力お願いします。
会場は環状線福島駅、東西線新福島駅、阪神福島駅から徒歩約10分です。会費1千円。
写真は半田みどり弁護士を迎えて「平和の会」が開催したの憲法の学習会(1月21日)
アスベスト被害の実態調査と情報公開を
(2006.03.28)3月議会の一般質問でアスベストの健康被害者の実態調査について質問しました。
(質問の趣旨)
アスベスト被害は隠されています。アスベスト(石綿)産業はかつて地場産業として発展しました。しかし多くは中小企業や家内工業です。そのためマスコミも「経営者が親族や知人だったために、健康被害を声高に訴えられない人も少なくない」(1月14日付、読売新聞・記者ファイル、泉州のアスベスト禍)と指摘しています。
市は一番に「被害者の掘り起こし、情報提供を求め」被害の実態をつかむ必要があります。
(答弁)
・アスベストによる病気の発症が長期に及び把握しにくい
・肺がん検診を継続しておこない、被害の実態把握に努める
・今年度、環境省は泉南地域を対象に疫学調査をおこなう
・市長を委員長にアスベスト対策委員会を設置し国・府に対する要望を始め、情報収集に努めている
「全力で取り組む」というのは本当か?
新家の旧三好石綿工場周辺の住民が要望書を提出しました。その要望の提出者35人の聞き取り調査さえ行っていません。労働者やその家族、石綿工場の経営者の調査も必要です。
市長はアスベスト対策を「全力で取り組む」と言っていますが、実態調査もせず、何を国や府に要望するのでしょうか。多くの市民が情報を求めていますが、情報の多くはマスコミや市民団体からのものです。
府や国まかせでは、被害者や市民の健康は守れません。
アスベスト健康被害の相談窓口の設置を求める
(2006.03.27)3月議会の一般質問でアスベストの健康被害の対策について質問しました。
(質問の趣旨)
新家駅上に20年以上前に中規模の石綿工場がありました。その当時、工場の周辺の住民やそこで働いていた労働者が石綿肺や胸膜肥厚などで苦しんでいます。
アスベストの健康被害はアスベストを吸引してから30年から50年後にでます。そのため、工場閉鎖して20数年たって被害が明らかになっています。
アスベスト新法が成立しましたが、被害者の救済を中皮腫と肺がんに限定しています。そのため、石綿肺など多くの被害者が見捨てられます。国がアスベストの危険性を知りながら放置してきたため、なにも落ち度のない方々が苦しんでいます。
地域住民は1月23日に要望書を出し「専門的な立場から助言や指導の行える健康相談の窓口を設置すること」を求めています。
(市の回答)
・大阪府の協力を得ながら保健センターで健康相談をおこなう
・継続的に肺がん検診を行う
「国・府任せで具体策な対策は不十分」と指摘
市長はアスベストの健康被害に全力で取り組むと答弁します。しかし「アスベスト新法で一定の救済の方向性が出ているので、国や府の動きを踏まえて市の対応を検討する」と具体策はありません。
健康相談について@アスベストの専門医による相談A労災申請や健康管理手帳の申請などの相談が出来る窓口を泉南市に設置するような具体的提案を行いました。
写真は我が家の「モモちゃん」です。昨年秋に娘が拾ってきました。
決算委員会報告3・・財政危機はさらに深刻に
(2006.03.24)04年度は基金から6億円を取り崩して、「粉飾決算」的に7年ぶりに5千万円の黒字にしました。借金の総額は540億円(市の一般会計の2倍)にもなり、全国でも有数の財政危機にあります。「このままでは借金の返済と国や府の補助金減らしでさらに財政が悪化する」と日本共産党は04年度決算に反対しました。
ー決算の特徴ー
農業公園やイオン道路に14億8千万円
財政や緊急性を無視し総額24億円の農業公園や総額54億円のイオン道路(信達樽井線)などムダな大型公共事業に6億7千万円の借金をして14億8千万円つぎ込みました。
1億8千万円の負担増
向井市長は施設の使用料や下水道や保育料金を引き上げ、母子家庭や障害者や高齢者への激励金なども廃止、青少年の森や市営プールの管理費、就学援助費を削減し総額1億8千万円の市民負担を押し付けました。
市民の願いに背を向ける
わずかな予算で出来る生活道路の整備や公園の草刈や便所の改修など放置したままです。財政難の時こそ税金の使い方を改めて市民生活に直結した公共事業を進めるべきです。
旧同和事業も継続
2000年をもって国は同和事業特別措置法を終結させました。泉南市でも同和地域と一般地域との格差は解消しました。しかし向井市長は人権という名で旧同和事業に4180万円をいまだに続けています。
委員会は不承認、本議会は承認
決算審査委員会は共産党などの反対多数で不承認に。しかし本会議では公明党・緑風会などの賛成多数で逆転して承認されました。
決算委員会は2月28日に終わり、本議会では3月13日に採決を行いました。
写真は今年中学3年を担任した妻が卒業式でもらった花です。
税制改悪で国保も13万円の値上げも
(2006.03.23)今年から国の税制改悪により市民税が値上げされ、それに連動して国保税も値上げになります。特に公的年金控除や老齢者控除がなくり高齢者は大幅値上げになります。
65歳以上の1人暮らしの高齢者(固定資産なし)は年13万円の値上げになる人もいます。65歳未満(4人家族・固定資産なし)でも年約2万円の値上げになる場合もあります。
共産党の対案
・泉南市は市民病院もなく、保健衛生費も府下最低の水準です。その分を保険料の負担軽減にまわすこと。
・市民検診にガン検診を加えたり、無料化に戻すことで予防対策を充実すること。医療費の総額を減らせば、国保税を値上げする必要はありません。
2年連続「国保の値上げ」止める
市民の反発と共産党のがんばり
昨年の3月議会で国保の値上げ案が否決されました。今3月議会にも向井市長は税制改悪による値上げとは別に「国保税額の算出方法の変更による値上げ」を提案する予定でした。しかし市長は市民の反発を予測して値上げ案の提案をあきらめました。共産党は対案を示し市民に反対を訴えました。
写真は先月、りんくうタウンの防災施設に来た大阪市の消防ヘリコプター。山火事などが起これば、大阪市から応援に来てくれます。
介護保険料の37%増のくい止めよう
(2006.03.21)高齢者の暮らしを破壊する
国民の負担をふやす
市は4月から65歳以上の介護保険料を大幅に引き上げる計画です。介護費用は国・府・市の負担と国民の負担(保険料)でまかなっています。国の負担を減らす一方、、国民の負担を増やしています。
現在、月額3350円(基本額)の保険料が、4591円(37%増)に一挙に引きあがります。
わずかな年金から天引き
介護保険料は介護サービスを全く利用しなくても、月額1万5千円以上の年金があれば勝手に天引きされます。高齢者の半数は国民年金(平均額は月額5万円程度)しか受給していません。多くの高齢者は年金も下がり、医療費は上がり、不況で仕事もない状況です。
保険料の軽減を
65歳以上で介護保険を利用する人は14%と予測されています。残りの86%の人の保険料は「掛け捨て」になります。利用したくても認定されない、利用料金が高くて払えない実態があります。国や市の負担をふやし、高齢者の保険料負担を減らすことが求められています。誰でも安心して利用できる介護保険に変えるため、共産党はがんばります。
3月19日に樽井公民館で行われた演奏会です。琵琶やギターの演奏がありました。写真は手話と踊りでアニメソングを歌う子ども達です。
森(改革)、井原(公明)、巴里(巴里の会)が質問
(2006.03.20)3月10日一般質問のあと、議案の審議が行われました。
以下、質問者と質問内容
森裕文 (民主改革クラブ)
1「入札、契約制度改革」について
2「市道管理」について
3「石綿管」について
4「人口減少社会」の政策について
5「泉南市」の「区」について
6「滞納対策」について
7「ISO取得」ついて
8「向井市政12年の歩み」について
井原正太郎 (公明党)
1行財政改革について
2石綿問題について
3信達樽井線について
4農業公園の今後の運営について
5火葬場の有り方について
6環境教育について
巴里英一 (巴里の会)
1施政方針について
2差別身元調査、戸籍不正入手問題について
敬称略
成田(共)東(緑風)大森(共)木下(改革)竹田(公)が質問
(2006.03.10)3月9日(一般質問2日目)以下の質問が行われました。質問者と質問項目を紹介します。
質問時間(質問と答弁の両方)は1時間です。
成田政彦(共産党)
1 空港問題
2 同和行政・同和教育について
3 砂川樫井線について
4 行財政改革について
5 介護ほけんについて
6 校区編成について
東重弘(緑風会)
1 財政問題
2 農業政策
大森和夫(共産党)
1 財政の再建について
2 アスベスト対策 検診などの充実について
3 防災放送と公共施設の耐震対策など防災対策
4 泉南市の自然と歴史を生かした街づくりを・
木下豊和(民主改革クラブ)
1 自治体の「破たん法則」について
2 「まちづくり」について
3 安心・安全の暮らしについて
4 ゴミの不法投棄について
竹田光良(公明党)
1 安心・安全のまちづくり
2 教育問題審議会について
3 指定管理者制度について
4 新家悪臭問題について
5 関西国際空港について
敬称略
松本(共)小山(みどり)原(公)和気(共)島原(民ク)が質問
(2006.03.08)3月議会の一般質問が始まりました。8日の質問者と質問項目は以下のとおりです。
松本雪美(共産党)
1 国民健康保険税の値上げに軽減措置を
2 信達樽井線(イオン道路)の凍結を
3 高齢者福祉の充実を
4 国民保護計画より平和外交を
5 進路選択支援事業について
小山広明(みどりの会)
1 信達樽井線の中止を
2 空港島を市街化調整区域にし市税の増収を
3 農林業の振興を
4 国民保護計画への対応を
5 水道原水の河川取水について(市営水の拡大を)
6 施設利用の目的重視にするために
7 社会的経験を積まれた人たちの公的仕事の参加について
8 市長のあり方について
原憂子(公明党)
1 禁煙・喫煙問題について
2 オストメイト対応のトイレの整備について
3 学校図書館の充実とブックスタートについて
4 コミュニティバス増便について
5 差別事象について
和気信子(共産党)
1民営化問題について
2介護保険制度の保険料の軽減と制度充実に
について
3障害者(児)の施策充実について
4学校給食に地元農産物を、中学校での給食について
島原正嗣(民主改革クラブ)
1 関西3空港の一体化に関する件
2 地方分権と自治基本法の関する件
3 税及び公共投資(事業)等の厚生化に関する件
4 新年度予算編成に関する件
5 向井市政の12年間の集大成に関する件
6 自治体の労使関係に関する件
7 住宅問題愛に関する件
明日は成田(共産党)東(緑風会)大森(共産党)木下(民主改革クラブ)竹田(公明)が質問します。
大森の質問は・行財政問題・アスベスト対策・防災対策、防災放送、街づくりについて質問します(質問予定時間:午後1時過ぎ)
傍聴にお越しください。 敬称略
行革・アスベスト・街づくり・防災対策を質問
(2006.03.07)3月9日1時から一般質問を行います。
傍聴に来てください。誰でもできます。
質問の大要は以下のとおりです。
なぜ財政危機が起こったのか
泉南市は危機的な財政状況にあります。94年に関西国際空港が開港をきっかけに固定資産税が増え、財政力が強くなったのに、なぜここまで財政危機が進んだのでしょうか。市長の行財政改革の失敗が原因ではないでしょうか。
財政と緊急性からみて不要なイオン道路(信達樽井線)の建設をすすめる市長の責任
イオンのりんくうタウンへの出店の条件に信達樽井線の整備が条件にだされると、唐突に総額64億円(当初の計画、現在は54億円に縮小されている)もの建設計画を「時間がない」と議会に提案しました。財政問題は危機的な状況にありながら道路建設費用は「別枠」だと、信達樽井線の建設を決めました。ここに市長の計画性のなさと、財政危機の認識不足があるのではないでしょうか。
財政問題と情報公開・説明責任について
信達樽井線の関連予算が否決されると、市長は「専決処分」で否決された予算を執行しました。
議会や市民のなかでも賛否が分かれるものは、説明責任と情報公開をはたし、必要性・緊急性を検証しがらすすめるべきでは、ありませんか。
防災対策について
公共施設の耐震化と防災放送は緊急にすすめること
アスベストの健康被害について
新家駅上に20年以上前に中規模の石綿工場がありました。工場で働く労働者だけでなく、周辺の居住者や農作業も石綿肺や胸膜肥厚などになり治療法もなく苦しんでいます。「咳や痰が止まらない。風邪を引きやすく、病院にいってもなおらない」など体の変調と将来の発病の不安に苦しんでいます。
アスベスト新法が成立しましたが、被害者の救済を中皮腫と肺がんに限定しています。そのため、石綿肺など多くの被害者が見捨てられます。国がアスベストの危険性を知りながら放置してきたため、なにも落ち度のない方々が苦しんでいます。
1.地域住民は「専門的な立場から助言や指導の行える健康相談の窓口を設置すること」など3項目の要望を市に提出しています。これらの対応はどうなっていますか。
2.まだまだ多くの被害が隠されています。被害の掘り起こし、情報の提供に市も協力すべきではないでしょうか。
泉南市の豊かな自然と歴史を生かした街づくりを
21世紀の街づくりのキーワードは「持続可能な都市」です。これを泉南市で実現するためには
1、関西空港やりんくうタウン中心の「開発型」の街づくりは、財政や環境を守るためにもやめること
2、泉南市の豊かな自然、歴史をいかした街づくりをすすめること
3、りんくうタウンは大阪府いいなりで「空き地」を埋めるために、何でもありの誘致でなく、秩序ある市民本意の街づくりに改めること
ではないでしょうか。
角谷議員が辞職願・・市長選挙に
(2006.03.07)泉南市市会議員の角谷(つのや)英男議員が昨日議長に辞職願を提出しました。角谷さんは現在4期目。4月30日に行われる市長選挙に立候補を予定されています。辞職後は市長選挙の候補者活動に専念されるようです。
角谷議員は、市の財政や緊急性から必要のない信達樽井線(イオン道路)の建設の中止や合併(泉南市・泉佐野市・阪南市・田尻町・岬町)の反対運動など、一致できることは「考えの違いを横において」共産党ととも一緒の取り組んできました。
市長選挙の公約で、角谷氏は向井市長と違って「財政を破たんさせ、緊急性のない信達樽井線や財政負担の大きい下水道については、見直しや財政状況を見ながらすすめる」立場をとっています。
共産党が提案してきた「市長の退職金の大幅削減」や「(市幹部の)公用車の見直し」など、具体的な市政改革の中身も角谷氏の公約に盛り込まれています。
明日から3月議会がはじまりますが、角谷氏の質問や討論が聞けないのは残念です。角谷氏の辞職が市民が「将来の泉南市について考える機会になれば」と思います。
写真は2月26日に行われた「逸品発掘・創生事業」。市内の商店が自慢の商品の展示即売を行いました。大雨にも関わらず、多くの市民が来られました。メイド イン センナンの食パンとバッテラ(お鮨)とお豆腐と野菜と5本指の靴下を買いました。