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道の駅否決,イオン道路一部可決(共産は道の駅賛成・イオン道路反対)

(2005.12.24) 
道の駅否決,イオン道路一部可決(共産は道の駅賛成・イオン道路反対)

「議会最終日(22日)、補正予算について、2つの修正案が提案されました。

1、イオン道路(信達樽井線)の3億円の用地買収費の削減案(共産党提案)

イオン道路の用地買収費のうち45%は市が借金して予算を捻出、55%は国からの補助金がでます。国から補助があるからと「ムダな大型公共事業」を進めても財政は悪くなるばかりです。

そのため国や地方自治体でも補充金だのみの計画は見直しが進んでいます。総額54億円になるイオン道路はイオン出店を契機に、財政状況を無視して進めてきました。

イオン出店後の予想した交通渋滞もなく必要ありません。イオン道路より、身近な生活道路こそ充実すべきです。

共産党4と無所属議員1で賛成少数で否決されました。

2、「道の駅的」施設の設計費300万円の削減案(真砂議員ほか提案)

泉南イオンの海側の大阪府の公園用地に「道の駅」的施設を作る計画です。地元の特産物を販売する店やトイレをつくり、臨海線(府道)の通行者が休憩などに利用できる施設です。

その場所で10月「商工祭り」が行われ1万5千人の参加があったそうです。地元商業者や農業者や漁業関係者からの要望があり、すでに30件の出店の希望があるそうです。

建設費5500万円は、市が負担し、場所代は大阪府が格安で提供し、利益が上がれば市にも還元する計画です。

公共事業をする基準は、市民ニーズと市の財政状況から、判断するものです。大阪府やイオン言いなりですすめる54億円のイオン道路と地元業者の要望である5500万円の道の駅的施設、どっちを削減すべきかは明らかではないでしょうか。

「街おこし」の秘訣は「行政が(大型店などに押されている)地元業者のやる気を引き出し、応援すること」だと聞きました。「道の駅」的施設は「地元業者のやる気」から生まれたものです。

共産党4、市政研究会2、無所属1が反対しましたが、少数で可決されました。

写真は12月議会前、商業対策について業者団体と懇談する、泉南市・阪南市・岬町の議員です。



阪南市アスベスト問題で国に要望

(2005.12.21) 

「石綿被害者と市民の会」(被害者の会)と「大阪じん肺アスベスト弁護団」はレントゲン検査をおこなう「医療と法律の相談」を11月末、樽井公民館で行いました。相談者83人のうち、53人に肺に異常があることが分かりました。

被害者の会や弁護団は「高い疾病率があり、今後行政の責任で地域全体を対象とした対策が必要」とし、大阪府・泉南市・阪南市に要望を行いました。

それを受け、阪南市の岩室市長は19日に次の要望を厚生労働省・国土交通省・環境省に郵送しました。

アスベスト救済に係る重点地域指定についての要望

(前略)
本市をはじめとする大阪府南部の泉南地域におきましては、明治時代からアスベストを使った紡績業が盛んとなり、最盛期(1960〜70年代)には、関連の中小零細工場は200以上あったといわれています。

過日も市民団体により実施されました、本市と近隣市の住民を対象にした健康相談では、レントゲン検査を受けた元従業員83名のうち53人がアスベストが原因で呼吸困難などをおこす「石綿肺」などと診断されました。

泉南地域にはまだまだ多数の元従業員のみなさんがおられ、今後とも健康被害が拡大されることが予想されます。

つきましては現今、政府で検討されています「石綿救済新法」において、下記の事項をふまえて、泉南地区をアスベスト救済に係る重点地域として指定していただくことを、強く要望いたします。


1、健康被害への市民の不安解消するため、肺がん検診の年齢対象や検診内容の拡大、拡充を図られたい。

2、元従業員等におけるアスベストが原因と考えられる健康被害について、暴露から発症まで期間が長いことから、時効等の見直しを含め労災制度の啓発や相談窓口の充実を講じられたい。

3、アスベストによる健康被害については、国の産業政策及び環境政策によるものであること加え、本市域の歴史的経緯及び地域的な事情を考慮し、アスベストの処理等を含め市民の健康被害の予防・救済を目的として実施する各種の施策に要する経費の全てについて適切な財政措置を講じられたい。
                  以上

新家駅上にあった石綿工場周辺の住民から健康不安がおこっています。21日、新家在住の議員が集まり、この問題について「市への要望」など対応を相談しました。



予算の否決とイオン道路、道の駅について

(2005.12.19) 
予算の否決とイオン道路、道の駅について

16日に開催された総務常任委員会で、約3億円のイオン道路の用地買収費、300万円の「道の駅的施設*」の設計費などを含む一般会計補正予算の採決が行われました。

共産党は一般会計のうち、イオン道路(信達樽井線)に関る約3億円の予算の削減を求める修正案を提案しましたが、反対多数で否決されました。

一般会計補正予算も反対多数―成田(共産党)島原・真砂(いずれも改革クラブ)堀口(緑風会)―で否決されました。敬称略

イオン道路は泉南イオンがりんくうタウンに出店するのを契機に、樽井駅近くの南海電車や東洋クロスの工場をまたぐ橋の建設を進めるものです。

共産党は建設費54億円(うち東洋クロスへの補償費などが24億円)になる「イオン道路」はムダな公共事業として反対しています。

イオン道路に反対の理由は
@危機的な財政状況のなか、借金をして建設する必要はない
A福祉や教育、地震対策や子ども達の安全対策を削減して建設する必要はない
Bイオン出店後も予想された程の交通渋滞もない
C市長が東洋クロスの株を取得した経過や、談合問題が起こっている橋梁業者との関係について説明がない

共産党は、イオン道路を凍結して「道の駅的施設」や、防災放送や子ども達の安全対策の実現を求めています。

*「道の駅」的施設とは地元の特産品を売る店やトイレのある施設。泉南イオンの向い側の府道沿いの大阪府の公園用地に建設が予定されています。
泉南市の商業・漁業・農業関係者が要望しています。建設費用は市が5千5百万円負担、土地代は府が格安で賃貸します。経営は泉南市商工会などが新会社を設立し行う予定です。

今の財政状況では建設費の財源がない(市長は借金してつくると言っている)ことや、内陸部の商業対策が不十分であることから、議会でも是非について議論になってます。
(国道沿いにあるのは「道の駅」、府道沿いは「道の駅」的施設と区別されます)



アスベスト(石綿)被害の実態と救済について

(2005.12.16) 
アスベスト(石綿)被害の実態と救済について

静かな時限爆弾といわれるアスベスト被害は、石綿を吸引してから30年から50年かけて肺の病気を引き起こします。
石綿産業は泉南地域で100年前から始まり、地場産業として発展しました。泉南市にはアスベスト被害者や病気になる可能性が多い潜在的被害者が多くいます。

今議会も、市にアスベストの被害の実態調査とアスベスト被害者に定期的な健康診断と被害者の負担軽減を求めました。

「新家で30年ほど前まで操業していた三好石綿工場の被害の実態について」質問しました。市は三好石綿工場に関る相談がなく、実態は把握していない旨、答弁がありました。
しかし、その石綿工場の労働者や周辺の農家のお話によると、多くの方が肺に異常があり、亡くなった方がおられたそうです。
工場に隣接して市立幼稚園があり、幼児や教職員にまで被害がないか、石綿の集積地だった新家駅の周辺で被害者はないか、心配です。工場が撤退後、近くに引越しして肺を病んでなくなられた方もいるようです。

健康診断は「検討する」と答弁、以前よりは少し「前向き」になりました。精密検査は堺市や河内長野市まで行く必要があり、レントゲンも2万円程度の負担がかかり、負担軽減策は必要です。

マスコミからも行政の対応は「危機意識が薄く、対策も後手」と批判されています。泉南地域でのアスベストの被害は「隠れた被害」と言われています。
クボタのアスベスト被害のように加害者が大手企業ではない、泉南市では中小零細の石綿企業が加害者であり、被害者であります。また、多くの事業者が既に廃業や転業をしています。

世界では20年も前から使用禁止にしているアスベストを危険性が知りながら、使用してきた国や大手企業に、アスベスト被害の責任があります。

アスベスト被害者に「アスベスト被害者と市民の会」の法律と医療の相談を紹介しています。あきらめずに、事業者も国や大手企業の責任を追及して、全ての被害者が救済できるようにしたいと思います。

(12月議会報告3・大森の一般質問から)



街頭(防災)放送の設置もとめる

(2005.12.15) 
街頭(防災)放送の設置もとめる

「市民の命と暮らし」よりムダな大型公共事業継続の向井市政
防災情報や不審者情報や小学校の下校時間を放送したり、地域の情報を流せる街頭放送の設置を議会ごとに要求しています。

「いつ設置できるのか」と質問しても市長は「出来るだけ早く設置したい」と繰り返すだけ。設置のための年次計画も、計画のための予算もありません。市長は本当に街頭放送を作る気があるのでしょうか。

市民が市政に望んでいることは、防災対策と子ども達への安全対策です。市民の命と財産を守るのが市長の一番の仕事です。

東南海地震は20〜30年後までには必ず起こるといわれています。大阪府は来年度、りんくうタウンに「海(辺)で遊んでる人や船などに情報を流す」放送施設を作る計画です。
海に面した浜地区や岡田地区に津波の情報を伝える防災放送が必要です。なぜ市長は作らないのでしょうか。財政難の府や市でも何よりも防災放送を優先して設置しています。

子ども達が通学中に痛ましい事件が起こっています。加害者を作り出さない社会を作ること、命を大事にする教育や弱い者をいじる社会を変えることは大事です。
「不審者情報」や「下校時間を知らせ、表に出て子どもを見守ってもらう放送」などがあれば、事件を防ぐことも出来たかも知れません(熊取町や岸和田市でも実施)。昨年から市PTA協議会も要望しています。

街頭放送で、クリーン作戦のお知らせ・お葬式・火事・迷子・市からの連絡など地域の情報を流すことが出来ます。このような情報の共有で地域がまとまったという話も聞きます。

イオン道路(総額54億円)や農業公園(総額24億円)などムダな大型公共事業は、財政難でも借金してまですすめ、市民の要望の強く、わずかな予算で出来る街頭放送(2〜4億円)などやらない向井市長。街頭放送が実現するまで、市民にも議会でも訴え続けます。(12月議会報告2・大森の一般質問から)

写真は妻の誕生日の「勤労感謝の日」に娘が作ったケーキ



産廃業者の動向と牛舎臭の対応について

(2005.12.14) 

9月2日に新家地域の産業廃棄物処理業者(産廃業者)が悪臭防止法違反より営業停止になりました。以後、悪臭は大きく改善しました。
11月にはこの産廃の関連業者から、営業再開のための府・泉南市などに相談があったそうです。泉佐野市の地元区には住民説明会の申し入れもあったと聞いています。

早速、大阪府に事実の確認を行いました。関連業者から接触はあったそうです。大阪府では@今まで悪臭が解決しない経過A来年4月から大阪府により臭気指数による厳しい規制がかかるなどの理由から、営業の許可をおろす時でも、相当長い時間がかかるだろうと回答がありました。
産廃処理工場と併設されている牛舎からの悪臭はまだ残っています。現在求められているのは牛舎臭の改善です。そのため牛舎周辺の臭気測定を市に求めました。

市は06年4月の臭気指数による悪臭の規制に備え、来年には臭気測定をすると答弁がありました。産廃業者の営業停止後の臭気を調べ、牛舎臭が臭気指数や悪臭防止法の許容範囲にあるか、明らかにしたい旨の答弁がありました。
昨年、厚生消防委員会で産廃工場と牧場の視察を行いました。当時、産廃工場に出向されていた臭気測定士の方は「牛舎臭は牛舎の改善や作業のやり方で解決の見通しはある」と話してくれました。早く、正確に牧場臭の臭気を測定し、住民はもちろん、事業者にも大阪府や泉佐野市にも報告すべきです。

臭気指数では、人間の感覚で悪臭を判断し、悪臭防止法より厳しい規制となります。東京都などですでに条例化されています。大阪府では来年4月から実施される予定です。
(12月議会報告1・大森の一般質問から)



12日(月)午後2時から質問、傍聴お願いします。

(2005.12.07) 

議会日程が決まりました。傍聴にお越しください。傍聴は誰でもできます。
    一般質問・・敬称略
12日(月)・10時から成田(共産党)
     ・11時から和気(共産党)
     ・1時から島原(改革クラブ)
     ・2時から大森(共産党)
     ・3時半から角谷(市政研)

13日(火)・10時から竹田(公明党)
     ・11時から井原(公明党)
     ・1時から堀口(緑風会)
     ・2時から森(改革クラブ)
     ・3時半から木下(改革クラブ)

14日(水)・10時から原(公明党)
     ・11時から小山(草の根)
     ・1時から松本(共産党)
     ・2時からは巴里(巴里の会)
     ・3時半から真砂(改革クラブ)

15日(木)・議案審議

16日(金)・総務文教委員会(10時から)

19日(月)・厚生消防委員会(10時から)

20日(火)・産業建設委員会(10時から)

21日(水)・事務整理日

22日(木)・最終本会議

議員提出議案(最終本会議に審議し、過半数の賛成があれば、関係省庁に送付します)
・アスベスト(石綿)被害者救済をはじめとする石綿対策に関する意見書(全会一致で提案)
・「事業仕分け」による行財政の効率化を求める意見書(公明党提案)
・義務教育費国庫負担金制度堅持を求める意見書(共産党提案)
・改造エアガン対策の強化求める意見書(公明党提案)
・議会改革制度の早期実現に関する意見書(改革クラブ提案)
・消費税の増税と定率減税を廃止しないように求める意見書(共産党提案)
・イラク自衛隊派遣中止と撤退を求める意見書(共産党提案)



12日から12月議会がはじまります。

(2005.12.05) 

大森の一般質問は次の通りです(質問日は明日決まる)
行財政改革・・ムダな大型公共事業は中止を
(公共料金について)
不況で生活は大変、さらに国は増税をする。公共料金は値上げせず、市は市民生活をまもること
(税収について)
宗教団体にも社会的な位置にふさわしい寄附を求めること
高額滞納者対策の強化を
(その他)
市長車などの運行は民間委託に
施設の管理や運営に市民のボランテァを募る
部課長制度を見直しで職員数を減らし、残業もなくし、人件費を削減する体制を

環境問題・・早急に改善を
(アスベスト被害)
継続的な健康診断を行い、治療や検査が必要な人には市が援助を行うこと
被害の実態を調査し、隠れた被害を明らかにすること。
国や企業の責任を明らかにすること
学校施設のアスベスト対策を
(悪臭対策)
新家地域の牛舎臭の臭気測定を行うこと

防災対策・・財政難を理由に後回し
(街頭放送の設置を)
防災情報や不審者情報や小学校の下校時間を知らせたり、地域の情報を流せる。
(耐震対策)
学校や市役所の耐震対策が遅れている

商業対策・・駅前の整備、商店街に支援を
(内陸部対策)
耐震化の住宅改修を市内業者に発注したとき補助を
商工会の宅配制度・まごころ正太くんの支援の強化を
歩いて買い物ができる街を
(イオン出店問題)
イオン泉南店に地元企業の出店の約束を守らせること

   成田議員の質問
空港問題とりんくう開発
「同和」人権問題
信達樽井線について
教育問題について
砂川樫井線の交通安全
アスベスト問題と対策
緑の環境を守ること

   松本議員の質問
平和問題
公園の維持管理
ごみ処理行政
学校図書館運営について
子どもを守る安全対策について

   わけ議員の質問
高齢者福祉と介護保険
国民健康保険と健康つくり
障害者施設の充実
子育て支援
コミバスの利便性
市場長慶寺砂川線



ムダ使いをやめ、市民要求の実現を

(2005.12.04) 

06年度の予算要望についての懇談会が共産党市会議員団の主催が12月3日に行なわれました。市民団体や民主団体の代表など30人が集まりました。

共産党の緊急の提案
@義務教育費や国民健康保険費などの交付金を削減する国の三位一体の改革に反対すること
Aムダな大型公共事業の削減、高額滞納者対策、残業代・市長の退職金・議員報酬や政務調査費の削減などによる人件費の削減などのよる行財政改革をすすめること。
B市民生活の関る公共料金は値上げしないこと。
C信達・樽井線(イオン道路)を見直すこと。
Dりんくうタウン優先から内陸部優先の市政に
商業対策・駅前交通渋滞対策・生活道路の整備など
E街頭放送を設置し、防災情報・不審者情報などを流すこと
F農業公園や青少年の森や市民の里など運営費もなく、施設の活用が不十分なところは、市民の参加で運営すること
G泉南市に休日夜間診療所を誘致すること
H乳幼児医療費助成制度の対象年齢を引き上げること
I平和憲法を守り、イラクからの自衛隊の撤兵を求めること
J老朽・危険校舎の改修、樽井小学校・信達小学校の児童数増大の改善
K同和教育の廃止
Lアスベスト対策の強化
M需要もなく経営が破たんしている関空2期事業は辞めること。

参加者からの提案・要望・質問
@子どもの安全を守る対策を・・街頭放送の設置を
A介護保険の値上げや自立支援法などで、高齢者や障害者の生活は大変。市は支援を
B電子入札制度で談合が防げないのでは(調査する)
C学童保育の児童の帰宅の安全対策を
D外米の輸入に対し、農業への支援を
E市に要望を出しても「財政難だから出来ない」と言うが、ムダ使いをやめて欲しい
Fボランティアの協力を得て、農業公園の運営をしたら
G砂川駅前に商業施設を誘致して欲しい
H学校施設におけるアスベストの情報がない
I卒業アルバムの予算の削減に反対
J地場産業を応援して雇用を増やして欲しい。
Kスズメバチ・アライ熊の対策を



予算要望を聞く会を開催します

(2005.12.02) 

06年度の泉南市に対する予算要望と11月の臨時議会について共産党市会議員団と懇談会を行います。
12月3日午後7時から信達公民館で開きます。ご参加してください。

市民のみなさんの要望に、進捗状況や行政の取り組み状況など市会議員がお答えします。市民と力をあわせて、要求実現に取り組みます。また、市政改革の提案もどしどしお寄せください。

臨時議会について
・アスベスト対策
・介護保険の値上げについて
・教育問題
・同和問題
・行財政問題
・役員選挙
などについて報告します。



石綿被害あきらめずに「医療と法律の相談会」開催

(2005.12.01) 
石綿被害あきらめずに「医療と法律の相談会」開催

泉南市や阪南市を中心に、石綿工場の事業者や労働者、建設業者や市民を世話人に「泉南地域の石綿被害者と市民の会」が10月に発足しました。

隠れた被害のを明らかにし、全ての被害者を救済するための活動を行っています。
11月27日(日)に樽井公民館で「医療と法律の相談会」を行いました。弁護士や医者が10数人参加、90人を超える相談がありました。

私も三好石綿(泉南市新家)で働いていた方や、工場の周辺に畑があった人と一緒に参加しました。
三好石綿は20年以上前に三菱系の会社に吸収され、工場は撤退しました。工場跡は今は集合住宅が建っています。

労働者の多くは地方から来た人です。結婚のため地元に戻って、肺がんで亡くなった方もおられるようです。そのまま泉南市に住み、亡くなったり、肺に異常のある方もいます。

当時の工場内の衛生状態は劣悪だったようです。多くの方が病気になり、周辺地域でも農作物や農家の方に被害がありました。

石綿被害はアスベストを吸引して15年から50年で発病するため「静かな事件爆弾」といわれます。被害者や潜在的な被害者には継続的な支援が必要です。

アスベストを吸引していれば、いくら古い話であっても救済の可能性はあります。あきらめずに、共産党でも行政でも「被害者と市民の会」にでもご相談ください。

相談会は50人ぐらいの参加を見込んでいたので相談票や椅子が足りなくなり、私も手伝いさせていただきました。

写真は10月中ごろに見つけた赤とんぼです。